今日の読書 御成敗式目/佐藤雄基
副題として『鎌倉武士の法と生活』とあって、御成敗式目という法律そのものというよりも、これを通じて成立させた鎌倉時代の事情であるとか、制定された事による影響という方に力点を置いているかなというものですね。
御成敗式目の51条全部の現代語訳は乗っけてあったりもしますが、それを事細かに解説していくというものではないですし、それを期待する読者というのはまぁいないでしょうと。
御成敗式目は日本の歴史上最も有名な法という扱いですが、これは現代人にとっての名前の知名度というようよりも、これを基本にして後の法整備に影響を与えた意味だというように個人的にはとらえますが、筆者としては現代人なら中身はともかく名前は知っているというもののトップだよねという意識もあるのかなとはみえていて、歴史を真面目に学んでいる人ならともかく、一般的には声に出して読みたい日本史用語として絶対に上位に君臨する「墾田永年私財法」の方が有名だよなとしか考えられなかったり。
御成敗式目が51条からなる総合的な法律であるのに対して、墾田永年私財法はあくまでも田んぼに関するものだけなので比べてはいけないのですが。
御成敗式目については鎌倉時代であることすら記憶があやふやなものでしかないのですが、その程度の記憶しか無い人向けですかね、中公新書なので一般向けでも一定以上の知識は求められてはいますけれども。
第1章 中世の「国のかたち」
第2章 「有名な法」の誕生
第3章 「道理」の法
第4章 五十一箇条のかたち
第5章 式目は「わかりやすい」のか
第6章 女性と「もののもどり」
第7章 庶民と撫民
第8章 裁判のしくみ
第9章 天下一同の法へ
第10章 「古典」になる
第11章 現代に生きる式目
御成敗式目の51条全部の現代語訳は乗っけてあったりもしますが、それを事細かに解説していくというものではないですし、それを期待する読者というのはまぁいないでしょうと。
御成敗式目は日本の歴史上最も有名な法という扱いですが、これは現代人にとっての名前の知名度というようよりも、これを基本にして後の法整備に影響を与えた意味だというように個人的にはとらえますが、筆者としては現代人なら中身はともかく名前は知っているというもののトップだよねという意識もあるのかなとはみえていて、歴史を真面目に学んでいる人ならともかく、一般的には声に出して読みたい日本史用語として絶対に上位に君臨する「墾田永年私財法」の方が有名だよなとしか考えられなかったり。
御成敗式目が51条からなる総合的な法律であるのに対して、墾田永年私財法はあくまでも田んぼに関するものだけなので比べてはいけないのですが。
御成敗式目については鎌倉時代であることすら記憶があやふやなものでしかないのですが、その程度の記憶しか無い人向けですかね、中公新書なので一般向けでも一定以上の知識は求められてはいますけれども。
第1章 中世の「国のかたち」
第2章 「有名な法」の誕生
第3章 「道理」の法
第4章 五十一箇条のかたち
第5章 式目は「わかりやすい」のか
第6章 女性と「もののもどり」
第7章 庶民と撫民
第8章 裁判のしくみ
第9章 天下一同の法へ
第10章 「古典」になる
第11章 現代に生きる式目