今日の読書 孤闘 立花宗茂/上田秀人
戦国時代末期に活躍した武将、立花宗茂を主人公とした歴史小説になりますね。
実の父が高橋紹運、義理の父親が立花道雪という事で、大友家の家臣として存在感の強い立花宗茂ですが、高橋家を継ぐのではなく立花家に養子になったという事で、タイトルの孤闘という事で。
主家の大友家は絶好調右肩下がりの状況、妻の誾千代は当時としては珍しいにもほどがある、女児の時代から城主という変わり種であると言う事から、宗茂と夫婦になっても心を通わせられない。
婿養子という立花家内の孤独、大友家が衰退していく中で、孤軍奮闘せざるを得ない状況。
秀吉配下になってからの、朝鮮出兵も、朝鮮軍が弱過ぎたがために、前線が深入りしてしまい、物資の補給がおいつかずに海を越えての出兵の難しさ、明軍との対決でも物資不足に悩まされ、その上補給が回ってこないという孤立など、とにかく何重にも張りめぐらされた孤闘。
苦闘の連続だからこそ魅せた武勇という形にまとめたなぁと思える作品ですね。
実の父が高橋紹運、義理の父親が立花道雪という事で、大友家の家臣として存在感の強い立花宗茂ですが、高橋家を継ぐのではなく立花家に養子になったという事で、タイトルの孤闘という事で。
主家の大友家は絶好調右肩下がりの状況、妻の誾千代は当時としては珍しいにもほどがある、女児の時代から城主という変わり種であると言う事から、宗茂と夫婦になっても心を通わせられない。
婿養子という立花家内の孤独、大友家が衰退していく中で、孤軍奮闘せざるを得ない状況。
秀吉配下になってからの、朝鮮出兵も、朝鮮軍が弱過ぎたがために、前線が深入りしてしまい、物資の補給がおいつかずに海を越えての出兵の難しさ、明軍との対決でも物資不足に悩まされ、その上補給が回ってこないという孤立など、とにかく何重にも張りめぐらされた孤闘。
苦闘の連続だからこそ魅せた武勇という形にまとめたなぁと思える作品ですね。
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