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今日のキョウリュウジャー総括

キョウリュウジャーも無事最終回を終えたという事で、一応恒例化している総括をやろうと思います。

キョウリュウジャーは前作のゴーバスターズが完全に狙った実験作だったという事を受けて、必要以上に王道狙いを感じさせる作品であったと思います。

事ある毎に、俺達は戦隊だという事を強調するあたりにも作り手側の自分たちが考える戦隊というのはこういう事だよねという思いをぶつけてきた感じもありましたし、それこそ作り手側の戦隊をやるならば、こういう事をやりたいというのを詰め込めるだけ詰め込みました感、これも過剰なまでに感じましたね。

戦隊の5人が年齢も出自もバラバラの集まり、初回から既にそれぞれ個として強さを持っているという設定は、昭和にまで遡る初期設定。

獣電竜という相棒の力を使っての変身というのも、近年良く見られる設定。

ここら辺の初期設定は過剰な王道感を感じたと心でしょうか。

逆に初期設定やら何やらで危惧していた事は、バランス感の悪い作品になるのではないかというものですね。

私の場合、戦隊に求める要素としてバランスの良さというものを過剰に意識する傾向があります。

戦隊というチームである以上、仲間が揃ってこそという要素は不可欠だと思いますし、それぞれ得手不得手があるにせよ、それぞれに何がしかの存在感が欲しい。

メイン回でしか目立たないメンバーが出来てしまうと、それだけですごくひっかかりを感じるのですね。

そういう意味では男4女1の編成、レッドがキングと明確に実力が抜けている形の扱いがあるだけでも正直目立たないメンバーが出そうだと危惧してしまうのも仕方が無いかと。

実際に1年間すごくバランスが良い作品だったかと言うと、そうではありませんでしたが、バランスが崩れそうになると必死に崩れないように取り繕っていたなというのは感じましたね。

早い段階でスピリットレンジャーのラミレスを投入し、今回は大勢キョウリュウジャーがいるという事になりそうというのを匂わせ、映画の関係で例年以上に早い6人目の戦士のウッチーの投入など、何度もバランスが崩れそうな危機と感じるものはありました。

実際にキングはキングというだけで目立ちますし、ノッさんはとりあえず毎回おやじギャグが入るというお約束を持っている、ウッチーはクールな侍と見せかけて実は良い人すぎて過去に失敗するレベルだったという面白キャラでしたしここら辺は黙っていても目立っているのに対し、イアンはデーボスとは過去の因縁があるとはいえ互いに素性を明かさない時期にやたらと強調されていたモテキャラは早い段階でほぼなくなり、たまに思いだしたように出てくる程度、ソウジは真面目な剣士と言う事で初期ではメイン回以外ではなかなか目立てず(メイン回でも持って行かれるような事も多かったですし)アミィもヒロイン1人ならばもっと目立ってもおかしくは無い割に安定して存在感を発揮したというほどでも無かったかなぁと。

ここら辺の印象と評価は偏っていますし、キングが実力で頭一つ抜けている感じになってくると、スピリットレンジャーの鉄砕が出てきて、キングだけが得手不得手がはっきりしていないから失格とやってみたり、1人だけカーニバルになって、これキング1人で良いじゃんってなりそうになると、ガブティラがキョウリュウジンで戦っているからカーニバルになると困るとかやったあたりには、必死にキング1人いれば良いじゃんってならないように気を使っているなぁと感じたりしましたね。

敵側のデーボス側に目を向けると、デーボスを復活させるために人間の感情を集める必要があるとして、その感情を集めるために喜怒哀楽とわかりやすいキャラを配置して、それぞれの作戦の幅をつけるだけではなく、キャラクターもはっきりしていて最終的に生き残ったキャンデリラやラッキューロのように、人間社会にいても問題ないものまでいたりと分かりやすさと楽しさを上手く使えるようにしていて、それが特にネタ回で成功していたのではないかと。

過去作への過剰なるリスペクトという名の王道は過去作品の登場人物にノッさんの妹の優子に元デカイエロー、キョウリュウグレーにボウケンシルバー、イアンの元相棒にゴーオンブラック、ソウジの両親がダイナブラック、ダイナピンク、デーボスの新幹部にメガブルーを起用するという、制作陣の趣味と実益を兼ねた形にも現れていたあたりも目立ちましたね。

そして、1年間脚本を全部三条さんが書いたという事で、小ネタと思われたもの(例えば少女漫画のらぶタッチとか)が後に重要な要素になってみたりするあたり、小ネタと思われるレベルの者まで伏線扱いできたというのは、あまり過去作には見られない傾向だったかなと。

ただ、小ネタを仕込むような話よりも、今回最終回だっけ?というのは展開が多かったのは、面白かった半面通常回だからこその楽しみが少なかったというのは勿体ない点であったかなと。

そして、本当の終盤の怒涛の展開。

詰め込み過ぎていて消化不良こそ起こしていないものの、あと1話くらい尺を使えればよかったと思いましたね。

キャンデリラとラッキューロがデーボスから離脱(ラッキューロは首で追い出された形ですが)は終盤散々伏線を張り、キャンデリラはノッさんが、ラッキューロはアミィがデーボスからの離脱を促したからこそですし、アイガロンがキャンデリラを守ろうとして、そのために因縁の相手であるイアンに頼み込んでみたり、実はすでにアイガロンが死んでいたという哀しみの存在になっていたりと驚かされましたし。

ウッチーとドゴルドの因縁、ウッチーの体を支配していたドゴルドが、自分の誇りを取り戻すためにエンドルフと戦うためにウッチーの鎧になるという展開、さらに、それを受けてウッチーと一騎打ちを挑むというのは、燃えましたし、こういうのを積み重ねての最終決戦はよかったですね。

キングが1人でデーボスと戦うというのも、ここは俺に任せての王道展開ですし、キングを歌で応援するというのも、地球のメロディを送る事がきちんとキングへの力になるという意味で、単なる応援以上のものになるという事になる準備が出来ていたからこそでよかったですし。

キングとアミィが一番大事な相手になるというのは唐突感があったものの、詰め込めるだけ詰め込みたい事だったんだろうなぁと。

改めて、制作陣が王道ならばこういう事は詰め込みたいというものを詰め込めるだけ詰め込んだのがキョウリュウジャーだったなぁと。

それこそ、戦士の世代交代というものまでキョウリュウバイオレットのウルシェード祖父孫娘でやっていましたしね。

総括と言いながらまとめきれたいないなというのは、毎度のことですが、キョウリュウジャーという作品は作り手が詰め込みたいものを詰め込めるだけ詰め込んで、そのためにバランスや伏線をないがしろにして、とっちらかったものになりそうな所を一生懸命そうならないように気を使い続けた作品だったとまとめられるのかなぁと。

過去の戦隊作品と比べて突出して好きな作品かと言うと、そのレベルにまではいきませんが、十分過ぎるくらい楽しめた1年であった事は確かですね。
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