今日の読書 神楽坂謎ばなし/愛川晶
主に教科書を創っている中堅老舗出版社のアラサーの女性編集者である武上希美子。
教科書というお堅いものばかり扱っていた出版社が、落語に関する出版に関わるようになり、それを全くの門外漢である希美子も関わらされることになり、何故か寄席の仕事に関わる事になってしまいというお話。
両親が離婚し、育ててくれた母親とは死別、父親の記憶はほとんどなく、一緒に暮らしている祖母は父親に関する話を聞かせてもくれないが、その父親が・・・という事などを含め、慣れない仕事の奮闘記であると同時に、かすかに残る記憶に関する物を思い出したり、繋がったりという日常の謎というカテゴリーのミステリーだったりします。
元々、愛川晶には神田紅梅亭シリーズという、落語を使った本格ミステリーシリーズがありますが、もう少し事件性を薄めて落語だけではなく寄席に関するものを全部扱うシリーズになるというもの。
神田紅梅亭シリーズと登場人物が被ったりしていているので、主人公まで関わってくるのかもしれないという楽しみにもなるシリーズですが、それはシリーズの序盤でやる事ではないでしょうね、どれだけ続けるものなのかは分かりませんし、あえて別シリーズとして立ち上げたからには寄席で行われる落語以外のものに力点もおくでしょうし、良い意味で気楽に楽しめるシリーズですね。
教科書というお堅いものばかり扱っていた出版社が、落語に関する出版に関わるようになり、それを全くの門外漢である希美子も関わらされることになり、何故か寄席の仕事に関わる事になってしまいというお話。
両親が離婚し、育ててくれた母親とは死別、父親の記憶はほとんどなく、一緒に暮らしている祖母は父親に関する話を聞かせてもくれないが、その父親が・・・という事などを含め、慣れない仕事の奮闘記であると同時に、かすかに残る記憶に関する物を思い出したり、繋がったりという日常の謎というカテゴリーのミステリーだったりします。
元々、愛川晶には神田紅梅亭シリーズという、落語を使った本格ミステリーシリーズがありますが、もう少し事件性を薄めて落語だけではなく寄席に関するものを全部扱うシリーズになるというもの。
神田紅梅亭シリーズと登場人物が被ったりしていているので、主人公まで関わってくるのかもしれないという楽しみにもなるシリーズですが、それはシリーズの序盤でやる事ではないでしょうね、どれだけ続けるものなのかは分かりませんし、あえて別シリーズとして立ち上げたからには寄席で行われる落語以外のものに力点もおくでしょうし、良い意味で気楽に楽しめるシリーズですね。
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