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今日の読書 サウンド・オブ・サイレンス/五十嵐貴久

耳の聴こえない女子達がダンスバトルに挑戦するという青春小説になります。

五十嵐貴久は、私が勝手にダメ人間奮闘記というジャンル分けをしている作品を得意としている作家だと思いますが、この作品も広い意味でダメ人間奮闘記と表現していいかもしれないですね。

耳の聴こえない人たちがダンスをするという状況をダメ人間奮闘記という表現をすると怒られてしまうかもしれないですが、私が基本ダメ人間奮闘記だなと感じる作品というのは、なにがしか順風満帆じゃない人々がそれにもかかわらず奮闘しているもの全て当てはまるものだと考えているので、何かを始めるときに、すでにマイナスの位置からのスタートだと感じられるような状況があれば、それだけで含まれるという感じですね。

基本この手のジャンルはある程度王道作品が作りやすく、少年ジャンプの「友情」「努力」「勝利」なんていう三本柱は有名ですが、この作品も準備された材料は王道とは言い切れないですが、中身は王道そのもの。

耳が聞えないのに踊れるのか、音楽に合わせる事ができるのかという疑問から、逆にだからこそできる事もあるというところまで。

この手のハンデキャップものというのは、一歩間違うと押しつけがましくなったり、お涙頂戴方向に触れすぎて何だかなぁとなってしまうものですが、上手く扱っていますし、メイン登場人物の健聴者はいじめられた過去を持っているからこそというのがキーになっていたりといろいろとバランスを上手くとっているなぁと感じて、メインはあくまでもダンスであると言う事は絶対に外していないですし、聾だからこその悩みはもちろんありますが、そうじゃない普通の若者だからこそ直面するところ、特別名事もあるけれども当然一般に普遍的に同じものは同じというのが読んでいて心地いいですね。

個人的に難聴者関連のものには感情移入しやすいのですが、読話ってそこまで完璧にできるものなのかと驚いたりもするのですが、相当鍛えればなんとかなるものだったりするんでしょうかね。
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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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