今日の読書 動乱の東国史5 鎌倉府と室町幕府/小国浩寿
東国という、基本的には関東地方をメインに日本史をまとめていくというシリーズ、時代は南北から室町時代まで。
鎌倉時代から南北朝時代、室町時代と時代が流れていく中、室町幕府の動きとそれによって影響を受けた東国というまとめ方と、幕府こそ移動したものの鎌倉は鎌倉で鎌倉府が築かれていて、その役割であるとか東国の統治の仕方などの説明。
そして、室町幕府体制として落ち着きを持つような状況になりそうであっても、実は常に何がしらかの小競り合いがあったり、室町幕府と鎌倉府で対立があったりと、倒幕というような分かりやすい動き、時代の変化こそなかったものの動乱し続けた時代という事ですね。
正直、全く詳しくない時代のことですし、一般常識レベルでもそれほど突っ込んで知られている時代ではないと思うのですが、知られざる不安定さを持つ時代ですよと提示されて、そうなんだねと思うしかない感じですね。
完全に時代が動く決定的な何かが無い限り、大きく扱われる事では無いんだけれども、細かなごたごたが常にくすぶっている時代が室町時代であり、いつ戦国時代になだれ込んでもおかしくなかったんだろうなぁという安直な感想しか抱けないのが渡しの限界でした。
足利将軍家以外の登場人物の名前がほとんど分からないというのも読んでいてきついというか。
1 鎌倉府の展開
1 南関東の支配
2 北関東の制圧
3 奥羽への進出
コラム 中世東国領主間の宗教的ネットワーク
2 室町幕府と鎌倉府
1 幕政の展開と応永の乱
2 満兼期の鎌倉府と奥羽
コラム 室町軍記の世界
3 室町期東国社会のネットワーク
1 守護・国人・一揆
2 東国武士の信仰
3 東国の流通と経済
コラム『円覚寺蔵大般若経刊記』の世界
4 合議制幕府と専制鎌倉府
1 合議制幕府の形成
2 上杉禅秀の乱
3 乱後の京・鎌倉
コラム 『鎌倉大草紙』~動乱の東国を描く~
5 鎌倉府と室町幕府の対立
1 足利持氏の自立
2 将軍義教の登場
3 持氏と義教
4 永享の乱へ
5 結城合戦に
6 嘉吉の乱と東国
コラム 『鎌倉持氏記』と『永享記』
鎌倉時代から南北朝時代、室町時代と時代が流れていく中、室町幕府の動きとそれによって影響を受けた東国というまとめ方と、幕府こそ移動したものの鎌倉は鎌倉で鎌倉府が築かれていて、その役割であるとか東国の統治の仕方などの説明。
そして、室町幕府体制として落ち着きを持つような状況になりそうであっても、実は常に何がしらかの小競り合いがあったり、室町幕府と鎌倉府で対立があったりと、倒幕というような分かりやすい動き、時代の変化こそなかったものの動乱し続けた時代という事ですね。
正直、全く詳しくない時代のことですし、一般常識レベルでもそれほど突っ込んで知られている時代ではないと思うのですが、知られざる不安定さを持つ時代ですよと提示されて、そうなんだねと思うしかない感じですね。
完全に時代が動く決定的な何かが無い限り、大きく扱われる事では無いんだけれども、細かなごたごたが常にくすぶっている時代が室町時代であり、いつ戦国時代になだれ込んでもおかしくなかったんだろうなぁという安直な感想しか抱けないのが渡しの限界でした。
足利将軍家以外の登場人物の名前がほとんど分からないというのも読んでいてきついというか。
1 鎌倉府の展開
1 南関東の支配
2 北関東の制圧
3 奥羽への進出
コラム 中世東国領主間の宗教的ネットワーク
2 室町幕府と鎌倉府
1 幕政の展開と応永の乱
2 満兼期の鎌倉府と奥羽
コラム 室町軍記の世界
3 室町期東国社会のネットワーク
1 守護・国人・一揆
2 東国武士の信仰
3 東国の流通と経済
コラム『円覚寺蔵大般若経刊記』の世界
4 合議制幕府と専制鎌倉府
1 合議制幕府の形成
2 上杉禅秀の乱
3 乱後の京・鎌倉
コラム 『鎌倉大草紙』~動乱の東国を描く~
5 鎌倉府と室町幕府の対立
1 足利持氏の自立
2 将軍義教の登場
3 持氏と義教
4 永享の乱へ
5 結城合戦に
6 嘉吉の乱と東国
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