今日の読書 その時の教室/谷原秋桜子
愛川晶が正体を伏せた別名義として使っていた谷原秋桜子としては、初めてシリーズもの以外で発表した作品になります。
教室とついているので、当然学校が舞台になりますが生徒では無く教師目線のものを集めた短編集ではあるものの、それぞれの物語前後に結婚式場のシーンが挟み込まれて、これが時系列としてはそれぞれの話の後の出来事だよなと匂わせていて、一見無関係な短編が1つに集約していくという形になるものですね。
ばらばらな短編なようで実は1冊で1つにまとまる話でしたという形式の作品は初めて読んだときに衝撃を受けて以来好きですが、連作短編型長編と違い一見無関係だけれども1つにまとまるというのは、数として少ないのでなかなか巡り会えないですし、できれば一見無関係な短編集だと思って読んでいて実はと最後に明かされるのが理想であり、できればネタバレされたくないと思うのですが、この作品は間に挟まれる話で確実に1つにまとめる伏線だよねと分かる形ですので、ネタバレにはならないだろうなと。
教師視点で、基本学校内で起きたちょっとした事件を扱った短編ですが、いろいろと愛川晶らしい手の込んだ仕掛けが組み込まれていて、いろいろな意味で驚かされますね。
この作品を発表した時点では、正体を明かしていないわけで、現段階では谷原秋桜子名義最新作でもあるのですが、果たして今後は谷原秋桜子名義って使うのかどうかというのは気になったりはします。
教室とついているので、当然学校が舞台になりますが生徒では無く教師目線のものを集めた短編集ではあるものの、それぞれの物語前後に結婚式場のシーンが挟み込まれて、これが時系列としてはそれぞれの話の後の出来事だよなと匂わせていて、一見無関係な短編が1つに集約していくという形になるものですね。
ばらばらな短編なようで実は1冊で1つにまとまる話でしたという形式の作品は初めて読んだときに衝撃を受けて以来好きですが、連作短編型長編と違い一見無関係だけれども1つにまとまるというのは、数として少ないのでなかなか巡り会えないですし、できれば一見無関係な短編集だと思って読んでいて実はと最後に明かされるのが理想であり、できればネタバレされたくないと思うのですが、この作品は間に挟まれる話で確実に1つにまとめる伏線だよねと分かる形ですので、ネタバレにはならないだろうなと。
教師視点で、基本学校内で起きたちょっとした事件を扱った短編ですが、いろいろと愛川晶らしい手の込んだ仕掛けが組み込まれていて、いろいろな意味で驚かされますね。
この作品を発表した時点では、正体を明かしていないわけで、現段階では谷原秋桜子名義最新作でもあるのですが、果たして今後は谷原秋桜子名義って使うのかどうかというのは気になったりはします。
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