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今日の仮面ライダーエグゼイド総括

毎回恒例のように作品が終わると総括という名の全体的な感想を書いているのですが、仮面ライダーエグゼイドの総括は個人的には難しいなぁという感じですかね。

基本私は設定を詰め込みすぎる作品は、概ね消化不良を起こすので消化不良を起こすくらいならばもっと初期設定から削れるところは削っておけと思う質であったり、仮面ライダーに関してはいろいろなフォームチェンジは使い捨て感のあるフォームチェンジではなく、それぞれを有効活用していくものが好みで、無駄に数だけあるようなものは、大人の事情でしょうが無いのかもしれないが、もう少し何とかならないのかという考える質であり、ライダー同士の戦いは、最初からそれが目的であるのならば仕方が無いが、そうでないならば無駄に変な対立をしないで欲しい質であったりします。

まぁあくまでもそういう前提は好みの問題であり、そこから外れたものだからダメというものではなく、好みから外れたものは往々こういったダメと感じるものが強調されて前に出てくる感じとでもいいましょうか。

仮面ライダーエグゼイドは医療とゲームを融合させるという、まず最初に危惧してしまう詰め込み過ぎというのがありました。

そして、話題性という意味では結構成功したと思うレベル1の仮面ライダーというシリーズの括りというよりも、不思議コメディシリーズのロボットものであるとか、Bロボとかああいった方のシリーズっぽいものの登場からの2段階変身というかレベルが上の姿のいわゆる仮面ライダーの流れへのものと、これを最初に見せられて素直に1年間不安無しで楽しめると確信出来ていた人は、すごいよなと思うようなものでした。

医療はリアル路線にし過ぎると、小さいお子さんには刺激が強すぎるというのも配慮してのもので、組み合わせとして医療でありながらもポップな感じにできるゲームと組み合わせたという話のようですし、また命の扱いについても実際の生き死にを扱う医療現場と、あくまでも本物の命をやりとするわけではないゲームという対比としてあつかうには別物過ぎるからこそ、そこの意識の差というのを終盤上手く話に組み込んでいたことを考えると、詰め込み過ぎの設定に見えて実は詰め込みすぎているものではないものだったというのがありました。

試みとしては面白いと思いつつ、初期はどうしても不安の方を大きく感じていたわけですが、その理由としては研修医であり未熟な永夢に対し、飛彩、大我、貴利矢と医者としてもライダーとしても先輩の面々が悉くぞんざいな扱いであったり、互いに敵視しているような状況ばかり。

医療現場にお世話になる事だらけの自分としては、果たして医者ってこんな殺伐とした存在として描いてしまって良いものかと、ゲーム病という限られた分野での描写に限られているが、これはこれでお子様相手に医者への悪いイメージを与えてしまうのではないかと言う危惧はどうしてもあり、早い段階からそれぞれの思惑ありきで露悪的な態度をとっているだろう事は分かりやすかったですが、そういう余計な事を考えてしまうという当たりで、今ひとつ没頭しきっていなかったという事だと考えられます。

また、バグスターという存在であるとか、ゲーム病を意図的にばらまいていたパラドとグラファイトの狙いであるとか、永夢だけ他のライダーと違う変身環境や二重人格っぽい描写など初期段階であまり説明されずに、とりあえず今は目のまで起きていることがそういうものだと、変に最終的な狙いがどうとかそういったものは考えずにいろとばかりに、謎や伏線と思われるものは結構広げているのに、なかなか回収タイミングが来ないで果たしてまとめ上げることが出来るのだろうかと心配ばかり。

また、ライダーとしてのレベルもこつこつとレベルアップするとかではなく、新しいガシャットがあればそれでOKという本人の能力云々よりもガシャットの性能の方が重用だしガンガン新しいガシャットが出てくる感も、個人的には今ひとつ入り込めきれていませんでした。

ただ、仮面ライダーでは初脚本であった影響も大きいのかもしれないですが、貴利矢の早々の一度目の退場あたりから、それまでの伏線の大回収が始まったり、一般的なゲーム病患者がらみの話から、黎斗の暗躍そのものであるとか、パラドが独自の動きを見せるようになったり、前例から考えると物語終盤であるとか映画などの特別編でやりそうな仮面ライダークロニクルが開始したりと怒濤の展開が始まると、前例がないものだけに全く着地点が想定できず、一体どうなるのかと、話の中身事態は実は大して進展していないのだけれども、とにかくクライマックスかのような状況の繰り返しはなかなかにインパクトがあり、出来不出来についてとか好みかどうかとか横に置いても驚かされることは多かったですね。

ただ、凄く丁寧に伏線が張られていたり、これがつながったから解決するんだ!と思わせる事も多く見られたのと同じくらい、雑というか取り立てて説明なく成功してしまうこと(直近で想い出しやすいのは、突っ込むと野暮になるけれどもポッピーピポパポがゲムデウスワクチンを自らガシャットで取り込むと、そのまま感染者に対して有効な手立てとなったり)、それこそ伏線を上手く作って作り上げた、リプログラミングの能力など、これを最初から使っていれば話が早くすんだんじゃない?と思われる場面があったり、忘れた頃に使われてみたりと詰め込み過ぎの消化不良とはまた別に、新たな何かを登場させなければいけないとか、登場人物の行動のためには、ここで解決して貰うと都合が悪いからとか、そんな感じに手段と目的が入れ違いを起こしているのではと思われたりも。

また仮面ライダークロニクルという設定や命の扱いも、最終回で上手く現在は完全な治療手段が無いけれどもと良い意味での先送りが出来て一安心でしたが、貴利矢や黎斗のようなバグスターとしての生命の復活を肯定してしまいそうになる危険な扱い方はどうかと思ったりはしましたし(これは良い意味で最終回にひっくり返してくれましたが)結局仮面ライダークロニクルという壇正宗と壇黎斗の親子が元凶の話となってしまったり、ある意味早々にネタキャラ化して暴走してもそういうものとなった黎斗はともかく、正宗もゲームを世界的に普及したいのか、自分がボスキャラとして君臨したいのか、これも手段と目的が入れ替わっているというか、今まで余裕を持っていた人間が追い詰められてわけが分からなくなったからの行動としてしまえばそれまでですが、どうにもラスボスとして散々引っ張ったというか、ポーズの能力しかり反則級の能力がありながらも、結局何がしたかったんだこいつはってなってしまったのが、勿体ないというか怒濤の展開は怒濤の展開として楽しめるのに、素直に賞賛しきれない引っかかりがあったのもまた事実。

結局簡単にまとめると、楽しめる部分は多々あったし、それぞれのキャラクターの心情も終盤に一気に吐き出させる形で前半のおのおの何を考えているのか伝わりにくいというのは、一種の狙いだったというのまで含めて上手くまとめて楽しめる形にしているものの、丁寧なところと雑なところが共存していて、詰め込み過ぎで消化不良を起こしているということにはならないが、勢いで誤魔化した感もあるかなっていうものですかね。

高橋悠也氏は初メイン脚本でありながら全話通しで書いたという事もあり、仮面ライダーのシリーズの中に今までと何かが違うというものを作りだしたのは確かですし、レベル1の外見込みで実験要素の高い作品という意味では、十分の成果は出したのではないかと思ったりします。


それでも、個人的にはもう少し詰め込まなかったり、ラスボスの目的がもう少し早い段階から明確な方が好みですけれどもね。
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