今日の読書 ヴェネツィア便り／北村薫
時と人に関する１５編の短編集になりますが、そういう括りがあるといっても緩めの括りであり、作品によって毛色が違う、いわゆる日常の謎という感じのミステリーっぽいものもあれば、小説よりも詩にかなり寄せていっていると思えるもの、ちょっとしたＳＦっぽいものがあったりと結構別物になりますが、北村薫作品はどういう方向を向いている作品であるとも、文章は基本的に上品にまとめられているので、そういう統一感はありますかね。
あまり統一感のない短編集ですから、ちょっとした時間の隙間に読みやすい感じですね。
あまり統一感のない短編集ですから、ちょっとした時間の隙間に読みやすい感じですね。
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