FC2ブログ

今日の映画 ホペイロの憂鬱

相模原を本拠地とするサッカークラブチーム、ビッグカイト相模原を舞台に、ホペイロの坂上が、サッカーチームという特殊舞台の中の日常で起きた些細な謎に巻き込まれるという井上尚登原作の日常の謎系ミステリーの映画版を見てきました。

『ホペイロの憂鬱』から始まる、『幸せの萌黄色フラッグ』、『ブンデスの星、ふたたび』の3部作は凄く好きなシリーズなのですが、3作目ですら読んだのは2011年と結構な前の事だったんですよね、その間現実世界も変化があり、それに併せるだけではなく映画版は原作を結構いじった感じになっていました。

まずは、原作当時存在しなかったJ3所属になったと言うところ、原作のビッグカイトはユニフォームが萌黄色と新選組を連想させると描写されていたのが、SC相模原が協力ということで、ユニフォームはまんま緑色の相模原に変更。

原作から現実のSC相模原に寄せてチームもJFLでよくあるパターンの企業のサッカー部を基盤としたものから、全く何もないところから出発したチームに変更という舞台設定の変更と、原作からの変更というとキャスティングのイメージも、どことなく頼りなさげなホペイロの坂上が、最後の希望になりそうなキャスティング(まぁ、外見はともかく、ぞんざいな扱いのされ方は原作通りですが)、鬼塚撫子さんが合理的なエリートといったキャラからたたき上げ経験者らしいイメージへ変更、あと、原作では巨乳を強調されていたりもしましたが、キャスティングされた水川あさみはそういう人ではないですね。

いろいろと原作と変更されていますが、その変更も改悪という事にはなっていないで、原作とこう変えてきたんだなっていう変更点探しを楽しめる範囲になっていて、作り手に対して原作をもっと大事にしろと叫びたくなるような要素にはなっておらず、好意的に受け止められる範疇だったりします。

原作では、連作短編でそれぞれおきた些細な事件は1つづつ起きて、1つづつ解決して次の話へとなりますが、いろいろと同時進行で進んでいく形になっています。

いろいろと原作が好きだからという前置きを書きましたが、それを踏まえた上でかなり良い作品に出来上がっていたと思います。

日常の謎系のミステリーであると気がつかない人は気がつかないかもなっていう、ちょっとしたトラブル込みの貧乏サッカーチーム奮闘記になっていて、それはそれで間口が広い作りになっていると思います。

私が原作を読んでいた時にはスタジアムに足を運ぶ事もしていなかったので、ある程度想像で補っていたというのがありますが、現在は足繁く通うようになり分かってきている物もあり、原作を初めて読んだ当時と比べていろいろと感情移入がしやすくなっているので、余計に楽しめる部分が大きかったですね。

果てしなく細かいところですと、町田という言葉がちょろっとだけでしたが出てきて変に嬉しかったりしました(笑)

原作通りJ2編、J1編と続いていくのか分かりませんが、仮に続くとなった場合は最大の壁は『幸せの萌黄色フラッグ』というタイトルが使えなくなるって事ですかね。

コメントの投稿

非公開コメント

おまけ

カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

茶留蔵

Author:茶留蔵
心身ともに不健康で知性が大いに不自由な社会不適合者

タグ
おまけ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター
現在の閲覧者数:
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
検索フォーム
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示
ニューリリース
メタル
QRコード
QR
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる