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今日の読書 テミスの剣/中山七里

昭和59年、浦和で起きた不動産業者一家強盗殺人事件は、いかにも昭和の自白至上主義の強引な捜査もあって、死刑の冤罪を生み出してしまった。

その冤罪事件が闇に葬られそうになったのを、冤罪の片棒を担いでしまった刑事が組織を敵に回しても暴くことになりというお話になります。

この刑事が中山七里作品にはたびたび登場する埼玉県警の渡瀬の若い頃からの話であり、ちょいちょい他の作品の事件との絡みを彷彿とさせるものになっているという楽しみ方も出来ますが、単独作品としても得意のどんでん返しがあり、社会派ミステリーとしても権力を持つものが本当の意味で正義というものをしっかり意識しないと危険であるという事だけではなく、マスメディアが警察などの不祥事に対する扱いであるとか、犯罪報道における暴走など、バランス良く詰め込まれていて、非常に上手くまとめ上げていると楽しめる形になっています。

激しくどうでも良い事ととして、冤罪の被害者となる人物の名前が楠木明大(あきひろ)なのですが、明大と表記され続けるのが、明治大学の略称の印象が強くて人名ではないような感覚になって困りました(苦笑)

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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