今日の仮面ライダービルド 第32話

「プログラムされた悲劇」

パンドラボックスを取り戻し、戦兎は氷室首相にパンドラボックスの持つエネルギーの大きさを説明し、交渉材料にして戦争を終わらせるように頼みます。

氷室首相は戦兎の行動を政府として表立って容認できずそんな役回りをさせていることを謝り、戦争終了を約束します。

戦兎と龍我はナシタに戻り、カシラはパンドラボックス警護のために政府官邸に残ります。

紗羽は戦兎に龍我の事を調べていたことを龍我に知られないようにこっそりと見せますが、戦兎はあっさり龍我に人間じゃないと伝えます。

カシラは内海から北都のカシラの仲間を人質にしたと連絡を受け、命を助けるためにはパンドラボックスとボトルを要求されます。

人間じゃないと言われた龍我は取り乱します。

戦兎はパンドラボックスに龍我触れた途端パンドラタワーが変形するというスタークと同じ力を見せた事を指摘すると、龍我はマスターと同じく人体実験の時に特殊な力を手に入れたのでは反論。

しかし、戦兎は妊娠２ヶ月で生まれてきたという身も蓋もない証拠をもって否定。

産まれた後人間の平均値に戻ったのは、地球外生命体の力がリセットされたからと推測。

そしてハザードレベルの急激な上昇が地球人では無いことを証明しているのではと言いかけますが、龍我は最後まで話させず、混乱したまま店を出て行きます。

戦兎は自分の父親が龍我の研究をしていたというのにひっかかり、美空も繋がっているのが偶然なのかと気にします。

戦兎は紗羽に研究データをどこで手にしたのか聞くと、東都先端物質学研究所で見つけたが、国家機密案件にしてはセキュリティが穴だらけだった事が不思議だと指摘。

龍我は自分が人間ではないというのを受け入れられず。

カシラは、北都に救出に迎えないのを１人謝ります。

北都の人質達もカシラが助けに来ないことを悟っていました。

助けに来るなら速攻で助けに来るし、来ないという事はもっと大勢の人達を助けるために命を貼ることにしたんだろうと。

内海はカシラを信頼している北都民をあざけり、氷室に始末するように命令。

氷室は変身すると、人質達を縛っていたロープを切ると、作戦は失敗、始末しても意味が無いと内海に向かっていきます。

内海は怯えた表情を浮かべ、消滅チップの存在を思い出させるように起動スイッチを見せるも、氷室はスイッチを払いのけます。

人質達は逃げ、それをハードガーディアンが追いかけようとすると氷室は立ちはだかりクラックアップフィニッシュで撃破。

内海は慌ててスイッチを押し、氷室の変身を解かせ苦しんでいる所に追い打ちをかけるように蹴り飛ばします。

翌朝戦兎は朝食を用意していると、美空はくせで龍我の分のプロテインラーメンを作ってしまっていました。

美空は自分だけが特殊だと思っていたから、龍我が人間ではないとなって戸惑っていた。

戦兎は龍我は単なる筋肉バカだとし、散々迷惑かけてきたんだから、今まで関係を帳消しになんてさせないと言います。

そこに腹をすかせた紗羽がやって来て、朝飯をねだると龍我を育てた親戚にマスターの写真を見せた結果、会った事があると答えたと調査報告。

マスターに会った後から龍我の記憶は曖昧になっていて、戦兎と同じく記憶を消されている可能性が高いのではないかと。

御堂首相に成りすました難波会長は東都政府の要求を一蹴。

パンドラボックスの力を使うという脅し、抑止力はその力を持つ人間が本当に使うかもしれないから働くのであって、氷室首相のように接待に使わないであろう良心的な人間が使っても脅しにならないと、完全に見透かされるだけの結果になり、またもや理想主義者でしかない氷室首相は有事での限界を露呈させただけ。

難波会長はスタークにパンドラボックスの回収を急がせようとしますが、パンドラボックスの力を最大限に生かすことが出来る究極のドライバーの方が先と余裕の態度。

最強の兵器たり得る究極のドライバーは危険なしろものだから簡単にはいかないものの任せるように言います。

北都のカシラの仲間達は東都へやって来てカシラに会います。

無事を喜び合いますが、パープル色の仮面ライダーに逃してもらったと聞き戸惑いますが、その真意を考える間もなく西都の軍勢が押しかけてきたと連絡を受けカシラは現場へ向かいます。

鷲尾兄弟とハードガーディアン相手にするカシラはスクラップフィニッシュで簡単にハードガーディアンを倒せるまでに強くなっていましたが、鷲尾兄弟は２対１だからと余裕でいましたが、偶然通りがかっただけと言い張る戦兎が到着し形勢変更。

龍我は香澄の墓前で、自分が人間ではないという事で、冤罪とか仇をとるとかそういう次元では無くなったことを愚痴ります。

そして応援要請の連絡が入り、こんな状態で戦えるわけがないと言いながらも、無視することが出来ず。

戦兎はラビットラビットフォームで参戦、タンクタンクフォームとなりフルフルマッチブレイクで鷲尾弟を吹っ飛ばしながら、他に誰も来ないことをいぶかしみます。

すると、鷲尾兄は仮面ライダーのいない東都政府では混乱しているだろうと、陽動作戦であることを隠そうともせず、ヘルブロスへ潤動。

カシラは個々は俺が引き受けるから先に行けをやり戦兎は政府へ向かいます。

氷室とスタークが東都のガーディアンを蹴散らしている所へ龍我はやって来て、スタークと戦闘開始。

クローズマグマにならなくなっても化け物じみた強さになった龍我をスタークは喜びますが、龍我は自分は人間だと言いながら戦います。

そのせいで逆に人間ではない事に気付いたことを悟られてしまいます。

世界を滅ぼすためにある力だと、龍我がここに来たのは東都を守るためでも戦兎を守るためでもなく戦う事でしか満たされない、全てを滅ぼすまで戦い続ける、そういう星のもとに産まれたと言われ龍我は否定しますが、スタークは人ではないとダメ押し。

そこに戦兎到着し、龍我に休んでいろと言い変身しようとしますが、龍我はそれを止め、たとえ人じゃなくても、同じ力を持っていたとしても、スタークがこの世界を壊すというのなら、個の力を愛と平和のために使う仮面ライダーだとクローズマグマに変身。

力が漲る、魂が燃える、俺のマグマがほとばしると龍我はボルケニックアタックでスー宅を吹っ飛ばし、ボルケニックナックルで殴り飛ばします。

スタークは嬉しそうに運命には逆らえないという言葉を残し撤退。

龍我は熱がりながら変身解除。

スタークとの戦闘で、すっかりローグの事を忘れていましたが、氷室首相を連れて撤収。

という事で、龍我が人間ではないという事はあっさり戦兎が教えてしまい、それについて戸惑うことになったものの、龍我は目の前の危機を放っておかず、ある意味普段通りで済みました。

今後どうなるかというか、本当に世界を破壊する方向に進んでいくのかどうかは分かりませんが。

そして、氷室首相が拉致されてしまいましたがそれがどういう結論になるのか、氷室首相は平時には理想主義者として有能なのかもしれないですが、現状はその理想主義者ゆえに対応しきれていない、いいように振り回されているだけになっていますし、拉致してどうこうする必要性は感じないのですが、これは西都というか難波重工がたてた作戦なのか、氷室が何か考えが合って動き出しているのか、予告では氷室はやばそうなかんじですが、どうなるんでしょう？

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