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今日の読書 古事記異聞 オロチの郷、奥出雲/高田崇史

自分の本意ではなかったものの大学院に進む事にした橘樹雅を主人公とする、古事記異聞のシリーズ2作目になります。

出雲の調査(と殺人事件に関わる事になった事を)終えて、担当教官である御子神伶二に出雲の本質は奥出雲にありという事で、日程を延長して奥出雲にいくことになり、そこで素戔嗚尊とは何者か、なにかと出てくる櫛は何を表しているのかという本質を考えると同時に、やっぱり現地に着く直前に起きた殺人事件についても関わる事になるというお話。

高田崇史の歴史ミステリーは、現実の事件については扱いは軽めで、基本歴史の謎、敗者側から考察する謎、もしくは謎になり得るはずなのに、深く考えられず矛盾があってもそういうものだから扱いに終わっているものを扱いますが、今回も当然基本線は今までの作品と同じ。

その同じ基本線ながらも、このシリーズは現場に出向くのは、大学院生でありまだいろいろと調べるている途中の知識しか持ち合わせていないという事や、知識がありあまっている探偵役は研究室にいて、基本的には研究課題についての話をする事だけ、現実に起きている事件は最小限というのは高田崇史作品では普通の事ですが、さらに現場にもいないと言うことでさらに際立っている感じがありますね。

そして、現地調査の中で話が出てくる、歴史に詳しい先生というのが、既存作品の登場人物なのか、新たな登場人物なのかと気にさせるような形で存在を入れてきて、シリーズの今後が気になるように書かれています。

シリーズが始まったばかりですし、さらに言うと最初の2冊は完全に対になっていますし、場合によっては1冊にまとめて分厚いものにすることも出来るようなものでしたので、これを踏まえて次作でこのシリーズがどう展開するものなのかというのが決まる感じですかね。

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