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今日の読書 奇面館の殺人/綾辻行人

新本格ムーブメントのきっかけになったと言われる綾辻行人の館シリーズ9作品目になります。

館シリーズは中村青司という建築家が残したなにがしかの仕掛けが施された館で起きる殺人事件というものであり、殺人事件の謎そのものいわゆる謎解きというものがありますが、とにかく事件の起きた館そのものが一般的なものとは違い仕掛けがある事が前提であり、読者が常識の範疇で推理する事が難しいという特徴もあります。

6作品目までは謎の力点というかパターンを手を変え品を変えコンスタントに書かれていたのですが、7作品めの暗黒館の殺人は前作から12年というブランクがあった関係もあるのか、そのブランクを埋めるためなのか超大作化、8作目のびっくり館の殺人はミステリーランドという小学生向けのものとで通常とは明らかに違うものと2作品続けて、毛色が違っていたわけですが、本作は原点回帰を感じさせるものになりましたね。

地方出身者が、こんなの東京じゃないと思わず口に出すかもしれない程、東京とはいえ人気のない奥地にある奇面館、仮面が沢山揃っている奇妙な館に招かれた似た条件を持つ男たち。

そこでは、みんな仮面をつけるように指示されるという風変わりな会合の中、殺人事件が起きる。

しかも、吹雪で隔離されてしまうという、東京が舞台でありながら吹雪の山荘という、ある意味ベタな展開でという。

非常に原点回帰で、最後の最後まで本格ミステリな仕掛けだらけになっていますね。

そういった仕掛けに対してややメタ目線で言及している事まで含めて原点回帰作で楽しめますね。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)奇面館の殺人 (講談社ノベルス)
(2012/01/06)
綾辻 行人

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『奇面館の殺人』 著:綾辻行人

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が “顔”を隠すなか、妖しく揺らめく<もう一人の自分(ドッペルゲンガー)>の 影……。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、<奇面の間>に転がった凄惨な 死体は何を語る? 前代未聞の異様...

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