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今日の読書 逃亡刑事/中山七里

千葉県警で警察官が殺されるという事件発生、事件を担当する事になった県警捜査一課で検挙率トップの班をを率いるのはアマゾネスと陰で言われている高頭冴子。

8歳の少年が事件の目撃者となるも、その犯人を挙げるには回りは敵だらけという状況であり、逃亡せざるを得なくなりという話になります。

警察という組織での正義のとらえ方、手段と目的の入れ替わりや、敵と味方という単純な二分法というとらえ方の危うさであるとか、ノンストップサスペンス作品という扱いの作品と考えて良いとは思いますが、現実社会を考える上でも結構考えさせられるものになっています。

社会派ミステリーとかになると変に説教臭い作品が定番となりがちですが、そう捕らえる必要が無く、同時に現在の価値観の変化というか、権力批判型をするにしても単純な構造は今の時代では現実感がなくなってきているなと思えるものになっています。

どんでん返しの帝王という紹介をされ続けていて、それを死守しないといけない義務感があるのかというくらい、これもまた最後まで畳みかけるような展開で楽しめると思います。

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