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今日の読書 天下布武 夢どの与一郎/安部龍太郎

若き日の細川忠興を主人公とし、その目を通しての織田信長を描いた歴史小説になります。

細川家という戦国時代まっただ中では旧来から格式のある朝廷や室町幕府に対して一定以上の敬意を持っている家系でありながらも、信長に小姓として仕えたことによって、価値観や物の見方は信長直系のものを受け継いできたが、信長は本能寺の変で討たれることになってというものになります。

安部龍太郎の作品では本能寺の変だけにかかわらず戦国時代は南蛮貿易からの多大なる影響というか、イエズス会を筆頭にスペイン・ポルトガルのカトリックやオランダやイギリスといったプロテスタントの大航海時代という名の貿易と略奪と植民地化といったような陰謀渦巻く世界を包括してこそのものと描いているものが多いのですが、ガッツリ関わってきます。

先に信長を主人公とした『信長燃ゆ』という本能寺の変へとまっしぐらなものを読んでいたので、同じ題材を別角度からという趣があるものになりますが、細川忠興というと、妻の細川ガラシャを大事にしているを通り越して嫉妬の塊として描かれるというか、ほぼほぼそういったネタで扱われるのが常であって、若かりし頃というのは何をやっていたかあまり知らなかったなと今回気付きましたし、少なくとも物語上は嫉妬の塊の代名詞的存在になることは窺い知る事はできず、意外な思いもしました。

本能寺の変の真相というのは、諸説入り乱れすぎるくらい入り乱れていますが、こういう切り口で歴史小説にすると面白いよという事は感じる事ができると思います。


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