今日の読書 暗約領域 新宿鮫11/大沢在昌
前作に『絆回廊』以来8年ぶりのシリーズ最新作になります(短編集は間に1つ入っていますが)
前作シリーズ10作目記念という事で、完結編となってもおかしくないほどの大転換となる結末を迎えまして、本当に完結するならそれでも納得できるし、続くのであるのならばどういう形にして続けるのかと気になるものになりましたが、シリーズ継続という事で、完全に前作の影響を引き継いでいます。
違法民泊で正体不明の銃殺死体を発見。
捜査を進めようとすると公安に捜査を引き上げられ、それでも単独で事件を追うのが警察組織の中では異端な立場にいる新宿鮫という事で捜査を続けるわけですが、今までは勝手が変わったところもありというのが今まで以上に関わってきます。
シリーズが進むにつれて、犯罪の裏にある組織であるとか思惑が大きい方へとなってきていますが、シリーズ初期の頃の裏に暴力団関係者がいるというだけでは、現在は暴力団排除となってきていて話のスケールがダウンしてしまったというのと、国際犯罪絡みの方が現在の日本ではリアリティが増しているというのとあって、警察組織内部の思惑などなど絡みやすくなっていて、単純に敵味方というものではない縺れ具合が複雑化した社会を反映しているなぁと。
楽しかったのですが、シリーズとして久しぶりと言うことで超大作化していて力が入っているというよりも力が入りすぎているなぁと思うぐらいの長さになっているのがね・・・
もう少し気楽に楽しめるシリーズだったような気がするんですけれどもね(苦笑)
前作シリーズ10作目記念という事で、完結編となってもおかしくないほどの大転換となる結末を迎えまして、本当に完結するならそれでも納得できるし、続くのであるのならばどういう形にして続けるのかと気になるものになりましたが、シリーズ継続という事で、完全に前作の影響を引き継いでいます。
違法民泊で正体不明の銃殺死体を発見。
捜査を進めようとすると公安に捜査を引き上げられ、それでも単独で事件を追うのが警察組織の中では異端な立場にいる新宿鮫という事で捜査を続けるわけですが、今までは勝手が変わったところもありというのが今まで以上に関わってきます。
シリーズが進むにつれて、犯罪の裏にある組織であるとか思惑が大きい方へとなってきていますが、シリーズ初期の頃の裏に暴力団関係者がいるというだけでは、現在は暴力団排除となってきていて話のスケールがダウンしてしまったというのと、国際犯罪絡みの方が現在の日本ではリアリティが増しているというのとあって、警察組織内部の思惑などなど絡みやすくなっていて、単純に敵味方というものではない縺れ具合が複雑化した社会を反映しているなぁと。
楽しかったのですが、シリーズとして久しぶりと言うことで超大作化していて力が入っているというよりも力が入りすぎているなぁと思うぐらいの長さになっているのがね・・・
もう少し気楽に楽しめるシリーズだったような気がするんですけれどもね(苦笑)
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