今日の読書 地獄の楽しみ方/京極夏彦
17歳の特別教室として、一般公募の15歳から19歳までの聴講生50人に向けた特別授業をもとに構成された1冊になります。
第1部・言葉の罠にはまらないために
第2部・地獄を楽しむために
京極さんとの言葉をめぐる一問一答
という3部構成(最後は分量としては少ないですが)であり、1部で言葉とはどういうものかというところから出発し、基本的に言葉というものは不完全なものであり、多くの場合は不完全でも分かり合えたような気がしてなんとかなっていたり、それぞれが考えたイメージを共有化しないまま進めていって、どうにもおかしな事が起こったり、現代ではSNSが発達してきているが、誤解されることが当たり前という前提を頭にしっかりとおいて、その上で言葉を大事に発信しないといけないかなどなど、若者に向けて上から目線を一切排除した、むしろ今の時代の若者は自分達の頃以上に言葉に触れているなどなどについて。
2部はそれを踏まえた具体例を語るというものになっています。
言葉そのもの、日本語の特色一般的に流布している言葉のイメージが必ずしも本来の意味とは外れているもの、愛、絆、正義など良い意味で使われているはずのものが、表面上は良い意味に思えていても、それ故に誤魔化しに使われてしまう、単純化されてしまう、他に言い換えが可能であるものは言い換えてみるなど語彙力をつけておいた方が良いなどなど。
言葉という事を考える良いきっかけになる一冊だなと思いますね、特に物事を単純な言葉でレッテル貼りをしがちな昨今の現状に辟易してしまっているような人は、自分はそういのを避けるためにはどうするかと参考にもなりますし。
第1部・言葉の罠にはまらないために
第2部・地獄を楽しむために
京極さんとの言葉をめぐる一問一答
という3部構成(最後は分量としては少ないですが)であり、1部で言葉とはどういうものかというところから出発し、基本的に言葉というものは不完全なものであり、多くの場合は不完全でも分かり合えたような気がしてなんとかなっていたり、それぞれが考えたイメージを共有化しないまま進めていって、どうにもおかしな事が起こったり、現代ではSNSが発達してきているが、誤解されることが当たり前という前提を頭にしっかりとおいて、その上で言葉を大事に発信しないといけないかなどなど、若者に向けて上から目線を一切排除した、むしろ今の時代の若者は自分達の頃以上に言葉に触れているなどなどについて。
2部はそれを踏まえた具体例を語るというものになっています。
言葉そのもの、日本語の特色一般的に流布している言葉のイメージが必ずしも本来の意味とは外れているもの、愛、絆、正義など良い意味で使われているはずのものが、表面上は良い意味に思えていても、それ故に誤魔化しに使われてしまう、単純化されてしまう、他に言い換えが可能であるものは言い換えてみるなど語彙力をつけておいた方が良いなどなど。
言葉という事を考える良いきっかけになる一冊だなと思いますね、特に物事を単純な言葉でレッテル貼りをしがちな昨今の現状に辟易してしまっているような人は、自分はそういのを避けるためにはどうするかと参考にもなりますし。
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