今日の読書 乱と変の日本史/本郷和人
乱と変は社会の選択肢を選ぶ上で争いが起きたものという視点で、乱や変が起きた結果歴史がどのように動いたか、乱や変が起きるきっかけとなる社会的な条件が出来上がっていて、あとは誰がその流れに乗るかというようなものだったとして日本の中世の歴史を分析し、歴史を専門で勉強している人向けでは無く一般向けに解説したものになります。
10の乱や変を扱い、その中に本能寺の変も扱っていますが、本能寺の変の黒幕探しは日本の歴史学会ではどうでもいい事扱いを最初にやっていて、それにはまり込んで陰謀論めいたものになる事の無駄さ加減を強調していて、本能寺の変も明智光秀の裏切りが特別なものでは無く、そもそも信長は裏切られまくっているから、明智光秀じゃなくても結局誰かに裏切られただろうなど、本能寺の変そのものはわりと雑な扱いにはなっていますが、信長は信長として天才扱いはしていて、変によって歴史の潮流が変わっていった扱いはしっかりしています。
平将門の乱から始まった武士が実権を持つ時代、西南戦争でそれが無くなるまでを扱っていますが、平安末期から室町時代までがほぼほぼ中心に扱っていて、幕府がどういう機能を持っていたかを理解するのを助ける形になっていますかね、幕府が実質権力者になりながらも、天皇家は天皇家で継続しつづけるという世界的に見て珍しい日本の権力構造を理解する上でも助けになるかもしれないですね。
序 乱と変から何が分かるか
第1章 平将門の乱
第2章 保元の乱・平治の乱
第3章 治承・寿永の乱
第4章 承久の乱
第5章 足利尊氏の反乱
第6章 観応の擾乱
第7章 明徳の乱
第8章 応仁の乱
第9章 本能寺の変
第10章 島原の乱
結 日本史における「勝者」の条件
10の乱や変を扱い、その中に本能寺の変も扱っていますが、本能寺の変の黒幕探しは日本の歴史学会ではどうでもいい事扱いを最初にやっていて、それにはまり込んで陰謀論めいたものになる事の無駄さ加減を強調していて、本能寺の変も明智光秀の裏切りが特別なものでは無く、そもそも信長は裏切られまくっているから、明智光秀じゃなくても結局誰かに裏切られただろうなど、本能寺の変そのものはわりと雑な扱いにはなっていますが、信長は信長として天才扱いはしていて、変によって歴史の潮流が変わっていった扱いはしっかりしています。
平将門の乱から始まった武士が実権を持つ時代、西南戦争でそれが無くなるまでを扱っていますが、平安末期から室町時代までがほぼほぼ中心に扱っていて、幕府がどういう機能を持っていたかを理解するのを助ける形になっていますかね、幕府が実質権力者になりながらも、天皇家は天皇家で継続しつづけるという世界的に見て珍しい日本の権力構造を理解する上でも助けになるかもしれないですね。
序 乱と変から何が分かるか
第1章 平将門の乱
第2章 保元の乱・平治の乱
第3章 治承・寿永の乱
第4章 承久の乱
第5章 足利尊氏の反乱
第6章 観応の擾乱
第7章 明徳の乱
第8章 応仁の乱
第9章 本能寺の変
第10章 島原の乱
結 日本史における「勝者」の条件
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