今日の読書 再雇用されたら一カ月で地獄へ堕とされました/愛川晶
高校の社会科の教師が定年を迎え、再雇用という順調な流れに乗るはずだったのに、条件からしておかしいものを受け入れざるを得ず、ブラックな環境、パワハラ案件、隣県の例と比べて明らかに不遇な県の対応、追い打ちをかけるようにリフォームをした家が手抜き工事でと、命の危険がせまるというような窮地ではないが、現実的と想定される中では地獄というような状況に追い込まれてという話ですね。
ミステリー小説ですと文字通り殺されるかもしれない環境に放り込まれるような地獄という設定はいくらでもあり、それと比べると殺されるわけでも無くまだ救いもあるかのようにもなりますが、それ故にページをめくるのが重い気分になる、貧乏くじにも程があるものを引かされてしまったが故の話であり、何とか切り抜ける事ができる話になるのだろうと予想はするものの、ただただ本当に地獄に堕とされてしまったという救いようのない話にもなり得るのかもと思わされる展開でした。
とりあえず、緊縮財政こそ正義だと常日頃から言っている人は読んでみるのも一興かもしれないですね。
ミステリー小説ですと文字通り殺されるかもしれない環境に放り込まれるような地獄という設定はいくらでもあり、それと比べると殺されるわけでも無くまだ救いもあるかのようにもなりますが、それ故にページをめくるのが重い気分になる、貧乏くじにも程があるものを引かされてしまったが故の話であり、何とか切り抜ける事ができる話になるのだろうと予想はするものの、ただただ本当に地獄に堕とされてしまったという救いようのない話にもなり得るのかもと思わされる展開でした。
とりあえず、緊縮財政こそ正義だと常日頃から言っている人は読んでみるのも一興かもしれないですね。
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