今日の読書 文豪たちの怪しい宴/鯨統一郎
デビュー作でもある『邪馬台国はどこですか』のシリーズ第5弾になりますが、今回は歴史ではなく文学作品についてという変化があり、バーであるスリーバレーは健在ではあるもののバーテンダーは交代、それまでアクロバティックな結論を導き出す宮田だけが継続して登場し、シリーズ第3弾までの議論相手であった美人歴史学者の早乙女静香は前作である『崇徳院を追いかけて』で完全に関係性が変化してしまったことも関係してか登場せず。
扱うネタや登場人物に変化はありましたが、シリーズ物としての体裁は前作よりも今作の方が正当派、バーで酒を飲みながら議論をし、定説から完全に別物の着地点にたどり着くという私としてはシリーズに期待する展開になっています。
文豪ネタという事で、扱ってる作品は夏目漱石の『こころ』太宰治の『走れメロス』宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』芥川龍之介の『藪の中』となりますが、全て教科書に載っているレベルにド定番といえるものであり、全部読んだ事のあるものなので話も理解しやすかったですね。
鯨統一郎の作品の中でもこのシリーズが一番好きですし、バーで話し合うという形が落ち着きが良いのでいずれこの形でまた続編が出ることを楽しみにしてしまいますね。
日本史の次が世界史だったことを踏まえると、日本文学が出て来たらば次は海外文学になったりするのかもと勝手に考えますが、そうなった場合ド定番なものを使ったとしても私は読んでいない可能性が高いのが困りどころになるかも。
扱うネタや登場人物に変化はありましたが、シリーズ物としての体裁は前作よりも今作の方が正当派、バーで酒を飲みながら議論をし、定説から完全に別物の着地点にたどり着くという私としてはシリーズに期待する展開になっています。
文豪ネタという事で、扱ってる作品は夏目漱石の『こころ』太宰治の『走れメロス』宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』芥川龍之介の『藪の中』となりますが、全て教科書に載っているレベルにド定番といえるものであり、全部読んだ事のあるものなので話も理解しやすかったですね。
鯨統一郎の作品の中でもこのシリーズが一番好きですし、バーで話し合うという形が落ち着きが良いのでいずれこの形でまた続編が出ることを楽しみにしてしまいますね。
日本史の次が世界史だったことを踏まえると、日本文学が出て来たらば次は海外文学になったりするのかもと勝手に考えますが、そうなった場合ド定番なものを使ったとしても私は読んでいない可能性が高いのが困りどころになるかも。
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