今日の読書 きみのために青く光る/似鳥鶏
通常の人間では起こりえない異能力、いわゆる超能力を奇病という事にし、それに悩まされている人を治療するという大まかな流れの連作短編になります。
超能力に関しては誰しも一度は何かしら都合の良い能力を欲しいと考えた事はあると思いますが、そういう望んだものではなく、望まない能力を持ってしまったらという話になるわけですが、そういった場合は異能力を持ってしまった故の苦悩というわりと重めの話が多いと思いますが、苦悩は苦悩ですがそれだけに重きが置かれているものでもないというのは特徴になります。
4編ある中で、最初に出てくる能力が発動すると動物に襲われてしまうという、役に立つどころか不幸以外の何物でも無い能力になり、そういう役に立たないものばかりが納められているのかと思いきや、必ずしもそうではないというもので、4編が結構な別物というものになっていて飽きさせない事を狙っているのがよく分かり、その狙いが上手くはまっていて楽しめるものになっています。
超能力に関しては誰しも一度は何かしら都合の良い能力を欲しいと考えた事はあると思いますが、そういう望んだものではなく、望まない能力を持ってしまったらという話になるわけですが、そういった場合は異能力を持ってしまった故の苦悩というわりと重めの話が多いと思いますが、苦悩は苦悩ですがそれだけに重きが置かれているものでもないというのは特徴になります。
4編ある中で、最初に出てくる能力が発動すると動物に襲われてしまうという、役に立つどころか不幸以外の何物でも無い能力になり、そういう役に立たないものばかりが納められているのかと思いきや、必ずしもそうではないというもので、4編が結構な別物というものになっていて飽きさせない事を狙っているのがよく分かり、その狙いが上手くはまっていて楽しめるものになっています。
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