今日の読書 シャーロック・ホームズの不均衡/似鳥鶏
両親を殺人事件で失った高校生の兄と小学生の妹、兄が高校卒業と同時に児童養護施設から卒業しなければならないというのを機に養子の話を受け入れるかどうかという事で、試しに会うことになり雪の残る長野の山荘に行くことになり、そこで殺人事件に巻き込まれるという、いかにもな本格ミステリの舞台から始まる連作短編になります。
いかにもな謎解きメインのものに思わせておいて、特殊設定がその上を覆い被せて来て驚かせるという構造になっていて、戸惑わされますが本格系の謎解きと特殊設定の両面から楽しめる構造になっています。
名探偵という存在の位置づけとしては特殊すぎるものにしていますが、こういうとらえ方もあるのかと納得もさせられ新鮮でした。
いかにもな謎解きメインのものに思わせておいて、特殊設定がその上を覆い被せて来て驚かせるという構造になっていて、戸惑わされますが本格系の謎解きと特殊設定の両面から楽しめる構造になっています。
名探偵という存在の位置づけとしては特殊すぎるものにしていますが、こういうとらえ方もあるのかと納得もさせられ新鮮でした。
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