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今日の読書 人面瘡探偵/中山七里

長野の山林王の死去により、東京から相続鑑定士が向かうと、そこで遺産を巡る一族の争いが勃発してという話になります。

昭和で時間が止まったかのような価値観の田舎をを舞台として遺産相続争いという今の時代そのままミステリー小説として使うとなると凄くベタ過ぎるだろうというものになるわけですが、相続鑑定士という耳慣れない職業が話しの中心として巻き込まれるという事と、ただの相続鑑定士ではなく肩に口が悪いが切れ者の探偵役となる人面瘡がついているというところが変わり種となります。

人面瘡という設定であるとか、異形の者が取り憑いているというような設定も変わってはいますが、前例が無いわけでは無いのですけれどもね。

狙って現代で横溝正史のような路線をやっているというのが分かりますが、中山七里作品は最後の最後まで気を抜いたらいけないというのは、どんな路線の作品であったとしてもぶれないなと思わせられますね。

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