今日の読書 彼女の色に届くまで/似鳥鶏
画廊の息子で幼い頃から画家になる事を目指し、自分にはその才能があると疑っていなかったが現実は高校で美術部に在籍しているものの期待通りにはいかず、友達は何故か美術部に入り浸っているのは回りから浮いている筋肉男くらい。
思うように行かずにくすぶっていたところ、学校内の事件の犯人にされかけ、それを救ってくれたのは無口すぎて回りから浮いている同級生の美少女。
探偵役として推理力があるだけでは無く、絵の才能も飛び抜けているという美少女と一緒に高校生活を送り、大学、社会人と進んでいき、それぞれ事件に巻き込まれて解決してという形の連作短編型長編になります。
連作短編型長編の基本的なものは、それぞれの話はそれぞれで解決しているけれども続きとして繋がっているというだけではなく、通してきた事が最後に1つにまとまるというものだと個人的に思っていますが、最後に1つにまとまる感じが強く、それぞれが意味していたことはこういう事なのかと驚かされる感覚というのは久しぶりに感じ、青春小説という色の強いミステリ小説という認識で読んでいたのがそれだけじゃないと一気に見せられた感じになり、個人的にこの手の作りの小説が好きなんだというのを再確認するものになりました。
マニア向けではなく、青春ミステリとしても読めますので読む人を極端に選ぶという事は無いと思いますけれども。
思うように行かずにくすぶっていたところ、学校内の事件の犯人にされかけ、それを救ってくれたのは無口すぎて回りから浮いている同級生の美少女。
探偵役として推理力があるだけでは無く、絵の才能も飛び抜けているという美少女と一緒に高校生活を送り、大学、社会人と進んでいき、それぞれ事件に巻き込まれて解決してという形の連作短編型長編になります。
連作短編型長編の基本的なものは、それぞれの話はそれぞれで解決しているけれども続きとして繋がっているというだけではなく、通してきた事が最後に1つにまとまるというものだと個人的に思っていますが、最後に1つにまとまる感じが強く、それぞれが意味していたことはこういう事なのかと驚かされる感覚というのは久しぶりに感じ、青春小説という色の強いミステリ小説という認識で読んでいたのがそれだけじゃないと一気に見せられた感じになり、個人的にこの手の作りの小説が好きなんだというのを再確認するものになりました。
マニア向けではなく、青春ミステリとしても読めますので読む人を極端に選ぶという事は無いと思いますけれども。
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