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今日の読書 コロナ黙示録/海堂尊

今年2020年、本来ならば東京オリンピック関連一色となるであろう年であったはずですが、全ての予定が新型コロナウイルスの存在によって狂わされる結果となりました。

恐らく歴史の教科書で後世に記される事になるのでしょうが、現段階では収束し当たり前の日常は取り戻されておらず、かつて歴史上で起こった疫病蔓延をきっかけとなっての事後の影響と比べて今回がどうなっていくのか予測不能でもありますが、そういった状況だからこそ、この時期の事をネタにしない手はないという事につながるわけですが、医療がからんだものをいち早く取り入れるには、元々専門知識を持ち得ている人が有利となりまして、世界初の新型コロナウイルス小説として海堂尊が一連の桜宮サーガに放り込んできました。

新型コロナウイルス関連については、規模が大きすぎて現実離れしている事もあり、フィクションをノンフィクションが越えていってしまった感もあり、一連の流れをほぼほぼ現実で起きた事を元ネタにして進めていき、そこに海堂尊の一連の医療関係者のキャラクター達を放り込み、関わらせて奮闘させるというものになっています。

そのために元ネタとなる政治関係者がほぼほぼ特定可能というか、全く捻らずオリンピックに固執して初動にしっぱいするだけではなく、疑惑であるとか人物相関関係から、新聞や週刊誌から引っ張ってきて設定し過ぎていて、一連のシリーズの世界観からすると浮いてしまっている感じはどうしてもあるかなぁと。

あまりにも、現実のストーリー展開が強烈すぎるので、そこを捻って消化して似て非なるものとして再構築するよりも、元ネタそのものをなぞるようにして、直接的な批判をぶつけた方が話が作りやすいというのがあったのでしょうね。

現実の方でまだ進行形ですので、それを小説として纏めようとすると、落としどころを作るのが難しく医療現場そのものよりも、医療現場を混乱させた政治の世界の方に力点を置く展開になるのが必然なんでしょうね。

海堂尊の一連の作品は、Ai(死亡時画像病理診断)普及活動の側面が強いので、それと絡めてCTスキャンが大活躍というようなシーンが沢山出てくるかもと思っていましたが、一応絡んできますが力点はそこまででもなかったですね。

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