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今日の読書 「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略/小泉悠

コロナ禍となり、人金物が国境を越えて自由に動きまくるグローバルな世界というものにブレーキがかかりました。

パンデミックな状況が続くことは早急に終わらせないといけない事ですが、同時にグローバル経済の弱点として国境を越えにくい状況が出来上がった時の対処を想定すべきだということを意識させたことは功罪両面あるなかで功の部分ではないかと考えてしまうのは、私が行きすぎたグローバル社会は排他的ナショナリズムと同じだけの危険性を持っている物だと考えているからでしょうね。

世界情勢は混迷している中、混迷に拍車がかかる状況になり、その後どうなるかというと分かりませんが、利害関係がぶつかる大国の行動原理について理解しておくことは必要になるのではないかと。

ロシアは日本での注目度がソ連時代と比べて低くなり、米中との関係と比べてほぼほぼ触れられない存在になっています。

個人的には中国脅威論を重要視したいというのがあるので、上手くロシアが中国を牽制する存在になって欲しい、さらに言えば共倒れになってくれるのが好ましいという願望を抱きがちですが、現実感は薄いだろうとは考えています。

ロシアとの関係はどうしても北方領土問題がらみがあるので、日本視点だとそこを外すわけにはいかずに、足枷となって全体像を見えにくくしてしまうというのはあるでしょう。

北方領土がらみがあるかたどうしても日本視点ではそうなってしまうという事を踏まえ、ロシアの持つ地政学感、旧ソ連国家との関係性、それ以外との国との外交姿勢などを解説したのが本著となります。

ロシアのというかプーチンの主権国家に対する考え方、軍事同盟を結び従属的な扱いの国は準主権国家という考え方は持ち得ていない考え方なので、興味深いですね、西側諸国はアメリカ以外ほぼほぼ準主権国家扱いというのは、それを踏まえて考えるとロシアの外交姿勢も理解しやすくなるのかもと。


第1章 「ロシア」とはどこまでか ソ連崩壊後のロシアをめぐる地政学
第2章 「主権」と「勢力図」 ロシアの秩序観
第3章 「占領」の風景 グルジアとバルト三国
第4章 ロシアの「勢力圏」とウクライナ危機
第5章 砂漠の赤い星 中東におけるロシアの復活
第6章 北方領土をめぐる日米中露の四角形
第7章 新たな地政的正面 北極

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