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今日の読書 対決!日本史 戦国から鎖国篇/安部龍太郎・佐藤優

歴史作家の安部龍太郎と元外務相主任分析官で背任容疑で逮捕経験のある佐藤優による対談集になります。

日本の歴史教育の問題点、日本史と世界史を完全に別物扱いにしていること、高校時代に必ずしも日本史を選択しなくてもいいなど(個人的には日本史も世界史も両方とも高校の授業であったので、片方しか習わないどころか、歴史を選択しなくても大丈夫でもあったりすることが感覚的に分からないのですが)そして、歴史を勉強していないからこそ歴史観を持てず同じ過ちを繰り返してしまうという事を中心に、戦国時代から江戸時代にかけてグローバル化の真っ只中に放り出されていて外圧があったからこそ歴史が動いたというものをもっと定着させるべきというのは、安部龍太郎は小説以外の書籍はほぼほぼ定番となっていますね。

大航海時代のカトリックの無意識の横暴、植民地主義について細かく批判していますが、佐藤優はプロテスタントだからこそキリスト教を一緒くたにしてくれるなという事で、カトリック、プロテスタント、正教などの違いと、キリスト教同士での対立なども扱っているので、それはそれで楽しめますね。

現在の日本の風潮としての右傾化懸念に力点が置かれているというか、日本に対する外圧の内容に関する分析は弱めなので、今の日本は間違っているという結論ありきに思える部分はありますが、間違っているという切り口で始める方がやりやすいというか、現在の日本は素晴らしいという切り口だと歴史に学ぶという論点で進められないというのもありまうっし、圧力を掛けてくる外国がおかしいとなると、植民地政策をガンガンやっていた当時のスペイン・ポルトガルばりの脅威にさらされているという話で現在の海外批判に力点を置かなくてはならなくなるので、展開はこういう流れの方が落ち着きがいいんだろうなというのはありますね。

第1章 乱世を生き延びるための「史観」
第2章 歴史から読み解く日韓関係
第3章 大航海時代と重商主義の時代
第4章 天下統一への野望
第5章 織田信長「時代に呼ばれていた男」
第6章 豊臣秀吉の光と影
第7章 「パクス・トクガワーナ」の完成
第8章 現代に生きる徳川家康

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