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今日の読書 逆説の日本史 23 明治揺籃編/井沢元彦

井沢元彦のライフワークとなっている逆説の日本史23冊目にしてようやく近現代史に突入という事になります。

それを記念してではないですが、近現代史を理解するためにと言うことと逆説に対する通説の扱い方、日本の近現代史はどのような扱いをされていたかを理解するために、歴史学者がどう扱っていて、メディアがどう扱い、どのように歪めまくってきたかと日教組、朝日新聞、岩波書店という良心的という表看板を使いながら、脈々と続く自虐史観の植え付けの歴史という事に長々と費やしています。

ネットが普及してから朝日新聞をはじめマスメディアに対する批判的な視点というのは日常化されていますし、マスゴミであるとかパヨクという侮蔑語もそれが定着することが良いことなのか悪いことなのか判断に困りますが定着もしていて、そういったものを妄信する人というのは激減しているとは思います。

逆説の日本史の連載が始まった30年近く前はそういった考えを持つ人もいましたが、メディアがしっかりと幅を利かせていて反論をする余地を奪っていましたし、戦後から長らく左翼にあらずば人に非ずという教育界やメディアの態度というものが常態化はしていました。

そういう状況になるとどうなるかというと、手段と目的が入れ替わり、歴史にしろ事件にしろ事実の追及が行なわれるのではなく、自分の信じたい事実を創り上げそれを流布しまくるという事が起きてしまうと。

朝日新聞の大罪として地上の楽園北朝鮮というキャンペーンを大々的にはってみたり、北朝鮮による拉致被害者なんていうものはいないと言い続けたりなんだりと。

こういった事が起きることと、近代以降の日本、明治維新によって国際社会の一員として欧米諸国と対等になる事ができながら、その後第二次世界大戦によって敗戦を喫することになる要因は同根であり、それこそが朱子学の影響であり、東アジア全体も朱子学の影響が残っているからこそバカなトップが暴走した時に暴走しっぱなしになってしまうという結論へと導いていくのが趣旨となりますね。

逆説の日本史の狙いは日本の歴史学において宗教的な視点の欠如、その時代における価値観や論理展開を推測することをやりきらないこと、史料至上主義などを上げていますが、日本の近代は朱子学が神道と組み合わさったことによる国家神道というキリスト教という一神教相手にするために出来上がった価値観と、日本古来からある穢れ思想と言霊信仰によって危機管理能力を奪う、失敗を予測し対策を講じるという事を封じてしまう事がそういった思考のない欧米相手だと顕著に出てしまったという分析になっていきます。

逆説の日本史シリーズ、読み始めの頃はまだまだ左翼にあらずば人に非ずな教育界の影響、進歩主義史観が根強くあった時代に、ある意味それに立ち向かっていった立場であり目新しさを感じたものですが、進歩主義史観の呪縛が薄くなった昨今では言うほど逆という感じではなくなっていますが、この時代に入って宗教的な視点の強化を意識的にやっている感はありますね。

元々平和ボケ批判というものに対して言霊思想というのを使っていたので、より原点という感じになっています。

第1章 近現代史を歪める人々 日本を蝕み続ける「バカトップ」問題
第2章 琉球処分と初期日本外交 朱子学という亡国の「毒酒」
第3章 廃仏毀釈と宗教の整備 「平和ボケ」ニッポンを「内教」で立て直す

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