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今日の読書 ロシア発世界恐慌が始まる日 新たな戦勝国と敗戦国が決まる/渡邉哲也

ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まり、事の重要さというか第二次世界大戦後から冷戦構造をくぐり抜けたあとまでも、安泰では無かったものの国連下においての一定の成果を全てひっくり返さざるを得ない状況に置かれているわけですが、どういう落としどころが出来上がるにせよ絶対に国連の常任理事国という構造は変化が待っているわけで、今後考えないと行けないのはロシアの暴走を食い止めると同時に、いかに戦勝国側にポジションを持っていけるかというのがあるかなといのは個人的にぼんやりと思っています。

世界再編が強制的に起ることは自明の事として、じゃあどういう再編が行なわれるのか、再編に至るまでどういう事が想定されるのか、そもそも再編以前にロシアを敗戦国に追い込もうとするまでに覚悟しないといけない対価はどういうものがあるのか、そういった諸々について、戦争が起きた理由からはじめ戦争が現在どのように行なわれているか、日本はどう立ち回るべきかどう立ち回ったら失敗するかなどなど、世界恐慌を覚悟の上で分析したものになっています。

エネルギー問題では、原発再稼働を当然のもとしていたり、メガソーラーのように環境のためと言いながら山林を削って酸素排出量削減をしていたバカじゃないかとか、いわゆるリベラルを名乗っている人々と真逆、リベラルの偽善をバカにするスタンスであったり、日本の政治家としては高市早苗の提言を真っ当な視点というところから分析していたりするので、いわゆるリベラルな方向性が大好きで大好きでたまらないというような人には一切受け入れられないだろうなというものにまとまっていますが、逆に戦争解決策としてリベラルが好むような話し合いで何でも解決できるというようなものを、机上の空論だよねと少しでも思える人ならば全部を受け入れるかどうかは別として一定の賛同を得られるものになっているかなというのはあります。

なかなか難しいのは政治的なものって、どうやったとしてもバイアスから逃れるのが難しいという事なんですよね、どれだけ部分肯定部分否定できるかというのも読み手次第かなと。

第1章 貧しい国が豊かになって戦争が起きた
第2章 最終兵器は「ドル」と「SWIFT」
第3章 冷戦復活「鉄のカーテン」が降りた
第4章 高市早苗政調会長が明らかにした「日本の課題」
第5章 資源貧国「日本」どうやれば生き残れるのか

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