今日の読書 サッカー店長の戦術入門/龍岡歩
サッカー未経験の戦術マニアから戦術分析官としてプロのサッカーチームで働くまでになるという異色すぎる経歴の筆者による現代サッカーの戦術進化についてまとめた入門書になります。
「ポジショナル」vs「ストーミング」の未来という副題がついていて、ある意味そのままのものなのですがポジショナルサッカーと言われる選手はポジションの立ち位置をしっかりと守り基本的にボールを握って安定した秩序を軸としたサッカーとそれに対抗するために進化した、相手にボールを持たせておいてから奪った瞬間の無秩序な状態を生かしてストーミングという戦術のある意味対照的なものを主に扱い、それぞれの監督やチーム事情、相手との関係、対策をとられた場合の対策という永遠に完成形というものがない世界についてまとめて、サッカーってそういう世界だよねと。
対立軸として扱っていますが、ジョゼップ・グアルディオラ監督とそれに対抗する監督達の紹介というものであり、グアルディオラ監督の優秀性についてと選手の質が高くないと不可能な世界がゆえに後追いしたチームが失敗続きという惨状であったり、逆に優秀な選手を集めるのが不可能な貧乏チームながらも時代に抗ったサッカーをして流行の戦術向きではない選手を安値で集めて成功させるレスターの例を出してきたりとサッカーの戦術面と同時に結局人間がやる事であるというのを忘れちゃダメだよねっというのを再確認する事にもなりますね。
サッカーの戦術としてはこれから全く新しい概念が生まれるという事はほぼほぼないくらい出尽くしているため、今後は時代に埋もれた時代遅れとなったと思われたものの復活があるかもしれないという予想は面白いというかベッケンバウアーばりのリベロの復活あたりは普通にあり得そうだなと思ったりもしますが、果たしてどうなるのか。
第1部 現代サッカーの異常な発達
第1章 ペップ・グアルディオラは現代サッカーをどう変えたのか?
第2章 「打倒ペップ」で読み解く戦術史
第2部 現代サッカーを更新する智将たち
第3章 ジョゼ・モウリーニョ 時代を築いた「スペース管理」
第4章 ディエゴ・シメオね 新時代のモウリーニョ
第5章 マルセロ・ビエルサ 凶器のサッカーヲタク
第6章 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ プロンビチャの雄
第7章 クラウディオ・ラニエリ 時代を逆行する古典戦術
第8章 カルロ・アンチェロッティ 最高の調律師
第9章 ジネディーヌ・ジダン 名選手、名監督となるか
第10章 ユリアン・ナーゲルスマン ハイブリッド型の旗手
第3章 現代サッカーはどこへ行くのか
第11章 バロンドールからヒモとく「最高の選手」
第12章 ファンタジスタとは誰のことか?
第13章 未来のサッカーを想像する
「ポジショナル」vs「ストーミング」の未来という副題がついていて、ある意味そのままのものなのですがポジショナルサッカーと言われる選手はポジションの立ち位置をしっかりと守り基本的にボールを握って安定した秩序を軸としたサッカーとそれに対抗するために進化した、相手にボールを持たせておいてから奪った瞬間の無秩序な状態を生かしてストーミングという戦術のある意味対照的なものを主に扱い、それぞれの監督やチーム事情、相手との関係、対策をとられた場合の対策という永遠に完成形というものがない世界についてまとめて、サッカーってそういう世界だよねと。
対立軸として扱っていますが、ジョゼップ・グアルディオラ監督とそれに対抗する監督達の紹介というものであり、グアルディオラ監督の優秀性についてと選手の質が高くないと不可能な世界がゆえに後追いしたチームが失敗続きという惨状であったり、逆に優秀な選手を集めるのが不可能な貧乏チームながらも時代に抗ったサッカーをして流行の戦術向きではない選手を安値で集めて成功させるレスターの例を出してきたりとサッカーの戦術面と同時に結局人間がやる事であるというのを忘れちゃダメだよねっというのを再確認する事にもなりますね。
サッカーの戦術としてはこれから全く新しい概念が生まれるという事はほぼほぼないくらい出尽くしているため、今後は時代に埋もれた時代遅れとなったと思われたものの復活があるかもしれないという予想は面白いというかベッケンバウアーばりのリベロの復活あたりは普通にあり得そうだなと思ったりもしますが、果たしてどうなるのか。
第1部 現代サッカーの異常な発達
第1章 ペップ・グアルディオラは現代サッカーをどう変えたのか?
第2章 「打倒ペップ」で読み解く戦術史
第2部 現代サッカーを更新する智将たち
第3章 ジョゼ・モウリーニョ 時代を築いた「スペース管理」
第4章 ディエゴ・シメオね 新時代のモウリーニョ
第5章 マルセロ・ビエルサ 凶器のサッカーヲタク
第6章 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ プロンビチャの雄
第7章 クラウディオ・ラニエリ 時代を逆行する古典戦術
第8章 カルロ・アンチェロッティ 最高の調律師
第9章 ジネディーヌ・ジダン 名選手、名監督となるか
第10章 ユリアン・ナーゲルスマン ハイブリッド型の旗手
第3章 現代サッカーはどこへ行くのか
第11章 バロンドールからヒモとく「最高の選手」
第12章 ファンタジスタとは誰のことか?
第13章 未来のサッカーを想像する
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