今日の仮面ライダーリバイス総括
昨日仮面ライダーリバイスが最終回となりました。
恒例行事としている総括という名の全体感想を書く事にしましょう。
リバイスに限った事ではなくここ数年の仮面ライダー事情はコレクターズアイテムを沢山出さなければいけないという大人の事情、スーパーヒーロータイムという戦隊とセットでやっている事で違いを出さなければいけない、戦隊よりもライダーの方が対象年齢を上げたものとして設定する事によって、分かりやすい勧善懲悪からは逸脱したものを意識せざるを得ないなどなどの条件から、物語制作としてはかなり窮屈になっている印象が拭えず、またスピンオフ制作が当たり前となった事によってキャラクターや設定の詰め込み具合は大きくなるのに、スピンオフで細かな所を補完したりもするために本編ではそこら辺の描写を抑えたりするなどして説明不足感が出てしまったり等々大変だなぁというのは外せないですね。
その前提の上にさらに番組開始当初はコロナ禍が好転するのではと予想された中、緊急事態宣言などの強化こそないものの好転とまではいかなくなって、大幅に変更せざるを得ない状況が合った事、また番組終了後に読んだ記事によると、ウイークエンドという組織は本来もっとレジスタンス的なものにする予定だったのが、現実世界で戦争が始まってしまったために、そういう描写が出来なくなってしまったというような事もあったようで、視聴中にウイークエンドという組織設定についての説明不足はそういう大人の事情だったのかとダメな点として指摘は出来ないかなと思わされ、視聴しているだけでは分からない大人の事情に振り回されていたのかと考慮しないと行けないなと思わされたり。
そういう大人の事情を踏まえた上でも、設定の消化不良感は拭えないかなぁと。
ここのところの仮面ライダーでは前半いわゆる通常敵と戦いそれによって強化アイテムを増やしていく、集め終わったというような区切りになったらば、今まで戦ってきた相手とは別の戦いが始まっていき終盤になるといわゆるラスボス格が早い段階から出てきて圧倒的な強さを見せて、それに対して何度も何度も何度も立ち向かい、何かしら強化出来た結果倒す事ができたというような流れになっていますが、個人的には前半部分にあたるデッドマンズとの戦いまでは楽しめる方が大きかったですね。
お節介だけれども何か無理に自分を抑えている感じの一輝と、自由人過ぎる悪魔であるバイスという組み合わせ、ドライバーを使えば仮面ライダーに変身出来るわけでは無く悪魔の力を使わないと変身できないという中で、その悪魔を扱えるというのはどういう事かというのは面白い謎として引っかかりを覚えましたし、大二とカゲロウのような悪魔との関係性違いは何なのかとか、何か抑鬱されたものが関係あるのかとか先を楽しみにしていたくらいですね。
しかし五十嵐3兄妹はギフの血を受け継いでいたから悪魔が扱えるようなものだったとか、ポンコツな父ちゃんは実はギフの力を受けていて仮面ライダーだったが記憶喪失だったとか、大きいスケールの話なんのか五十嵐家という家族という単位の小さなスケールのものなのかと振れ幅がでかすぎる方向にいってしまいましたが。
デッドマンズという組織でアギレラがギフの花嫁という立場が何かしら偽りのもので実は裏にもっと何かあるだろうなというのはデッドマンズ編で思っていたのが、その後の飛躍加減、ギフが実は太古の時代から人類を品定めしていたとか、フェニックスが何か裏があるというのは最初から見せていたけれども、明石長官という存在が人間じゃなさ過ぎたとか、とにかくデッドマンズ壊滅以降話のスケール感が大きくなったり小さくなったりが忙しいし、大人の事情から描写すべき事ができなくなってフェニックスとウイークエンドの対立構造がぼんやりしすぎだたり、家に残り組織外で行動する一輝、胡散臭いどころか元凶ともなる組織なのに必要以上に固執する大二、何だかよく分からないままウイークエンドに加わっていくさくらと3兄妹を別の立場で動かしたいというために、行動原理がはっきりしないまま、それぞれで動いて共闘したり反発したり、前と同じような兄弟ケンカを繰り返しているよねってなったり。
デッドマンズ編の頃のようにゲストを招いての話が作りにくい状況だったため余計に後半は話を作りにくくなったという事情があったらしく同情の余地はあるのですが、五十嵐家、フェニックス陣営、ウイークエンド陣営、それぞれの陣営に分かれてしまい再会することになる狩崎親子、ウイークエンドに参加するようになる元デッドマンズ、さくらとの関係性が強くなる花は特に話に強く関係してきたりしますし、組織としても個人としてもやっておかないといけない話が多すぎて苦労しているなぁと。
ラスボスであるギフを倒した後、狩崎の暴走、一輝とバイスの別れという2話完ものを2つ続けて終わりというのは元々の狙いであったらしくその意図も分かりますが、もう少し伏線をつけておければとか、一輝に関してはサッカー関係をもっと入れておけばと、サッカー部時代の重要な記憶が消えていたので難しかったかもしれないですけれど、ちょっと勿体なさがあったと。
初期設定をしっかりしておけば良かったんじゃないかというのも、大人の事情で変更せざるを得ない状況がいくつも出てくる昨今難しいという事なのですが、前半と後半で別の感じの流れになっていくという作品になっていくというのが定番化しているので、伏線や設定の説明量、謎の引っ張り方と明かすタイミングと量などなどバランスの取り方を微調整出来ていれば、もっと楽しめたのではないかなぁとは思います。
詰め込み過ぎて消化不良を起こしていると感じる作品は高評価しにくいんですよねぇ。



恒例行事としている総括という名の全体感想を書く事にしましょう。
リバイスに限った事ではなくここ数年の仮面ライダー事情はコレクターズアイテムを沢山出さなければいけないという大人の事情、スーパーヒーロータイムという戦隊とセットでやっている事で違いを出さなければいけない、戦隊よりもライダーの方が対象年齢を上げたものとして設定する事によって、分かりやすい勧善懲悪からは逸脱したものを意識せざるを得ないなどなどの条件から、物語制作としてはかなり窮屈になっている印象が拭えず、またスピンオフ制作が当たり前となった事によってキャラクターや設定の詰め込み具合は大きくなるのに、スピンオフで細かな所を補完したりもするために本編ではそこら辺の描写を抑えたりするなどして説明不足感が出てしまったり等々大変だなぁというのは外せないですね。
その前提の上にさらに番組開始当初はコロナ禍が好転するのではと予想された中、緊急事態宣言などの強化こそないものの好転とまではいかなくなって、大幅に変更せざるを得ない状況が合った事、また番組終了後に読んだ記事によると、ウイークエンドという組織は本来もっとレジスタンス的なものにする予定だったのが、現実世界で戦争が始まってしまったために、そういう描写が出来なくなってしまったというような事もあったようで、視聴中にウイークエンドという組織設定についての説明不足はそういう大人の事情だったのかとダメな点として指摘は出来ないかなと思わされ、視聴しているだけでは分からない大人の事情に振り回されていたのかと考慮しないと行けないなと思わされたり。
そういう大人の事情を踏まえた上でも、設定の消化不良感は拭えないかなぁと。
ここのところの仮面ライダーでは前半いわゆる通常敵と戦いそれによって強化アイテムを増やしていく、集め終わったというような区切りになったらば、今まで戦ってきた相手とは別の戦いが始まっていき終盤になるといわゆるラスボス格が早い段階から出てきて圧倒的な強さを見せて、それに対して何度も何度も何度も立ち向かい、何かしら強化出来た結果倒す事ができたというような流れになっていますが、個人的には前半部分にあたるデッドマンズとの戦いまでは楽しめる方が大きかったですね。
お節介だけれども何か無理に自分を抑えている感じの一輝と、自由人過ぎる悪魔であるバイスという組み合わせ、ドライバーを使えば仮面ライダーに変身出来るわけでは無く悪魔の力を使わないと変身できないという中で、その悪魔を扱えるというのはどういう事かというのは面白い謎として引っかかりを覚えましたし、大二とカゲロウのような悪魔との関係性違いは何なのかとか、何か抑鬱されたものが関係あるのかとか先を楽しみにしていたくらいですね。
しかし五十嵐3兄妹はギフの血を受け継いでいたから悪魔が扱えるようなものだったとか、ポンコツな父ちゃんは実はギフの力を受けていて仮面ライダーだったが記憶喪失だったとか、大きいスケールの話なんのか五十嵐家という家族という単位の小さなスケールのものなのかと振れ幅がでかすぎる方向にいってしまいましたが。
デッドマンズという組織でアギレラがギフの花嫁という立場が何かしら偽りのもので実は裏にもっと何かあるだろうなというのはデッドマンズ編で思っていたのが、その後の飛躍加減、ギフが実は太古の時代から人類を品定めしていたとか、フェニックスが何か裏があるというのは最初から見せていたけれども、明石長官という存在が人間じゃなさ過ぎたとか、とにかくデッドマンズ壊滅以降話のスケール感が大きくなったり小さくなったりが忙しいし、大人の事情から描写すべき事ができなくなってフェニックスとウイークエンドの対立構造がぼんやりしすぎだたり、家に残り組織外で行動する一輝、胡散臭いどころか元凶ともなる組織なのに必要以上に固執する大二、何だかよく分からないままウイークエンドに加わっていくさくらと3兄妹を別の立場で動かしたいというために、行動原理がはっきりしないまま、それぞれで動いて共闘したり反発したり、前と同じような兄弟ケンカを繰り返しているよねってなったり。
デッドマンズ編の頃のようにゲストを招いての話が作りにくい状況だったため余計に後半は話を作りにくくなったという事情があったらしく同情の余地はあるのですが、五十嵐家、フェニックス陣営、ウイークエンド陣営、それぞれの陣営に分かれてしまい再会することになる狩崎親子、ウイークエンドに参加するようになる元デッドマンズ、さくらとの関係性が強くなる花は特に話に強く関係してきたりしますし、組織としても個人としてもやっておかないといけない話が多すぎて苦労しているなぁと。
ラスボスであるギフを倒した後、狩崎の暴走、一輝とバイスの別れという2話完ものを2つ続けて終わりというのは元々の狙いであったらしくその意図も分かりますが、もう少し伏線をつけておければとか、一輝に関してはサッカー関係をもっと入れておけばと、サッカー部時代の重要な記憶が消えていたので難しかったかもしれないですけれど、ちょっと勿体なさがあったと。
初期設定をしっかりしておけば良かったんじゃないかというのも、大人の事情で変更せざるを得ない状況がいくつも出てくる昨今難しいという事なのですが、前半と後半で別の感じの流れになっていくという作品になっていくというのが定番化しているので、伏線や設定の説明量、謎の引っ張り方と明かすタイミングと量などなどバランスの取り方を微調整出来ていれば、もっと楽しめたのではないかなぁとは思います。
詰め込み過ぎて消化不良を起こしていると感じる作品は高評価しにくいんですよねぇ。




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