今日の読書 鎮魂/染井為人
極悪非道な半グレ集団の「凶徒聯合」そのメンバーが殺害されたという事件が勃発。
メンバー個人を狙ったものではなく明らかに集団を狙っているという事になっていくという社会派サスペンスものです。
視点としては半グレ集団のメンバー、警察、犯人が主体で事件の周辺にいる人物というのも出てきて、それぞれの思惑、事件についての認識などなどが分かる形で読者に提示されていながらも、提示されていない所の諸々に引っかかりを感じさせる作りとなっていて、登場人物の内面描写が多目で進んでいくというのが小説として描く強みだよなと思わせるものになっていて楽しめます。
もっとも半グレ集団に関しては本気で胸くそ悪くて狙われる立場になってざまぁみろとしか思えないのですが、そう思わせるように作者が狙っているんだろうなと。
メンバー個人を狙ったものではなく明らかに集団を狙っているという事になっていくという社会派サスペンスものです。
視点としては半グレ集団のメンバー、警察、犯人が主体で事件の周辺にいる人物というのも出てきて、それぞれの思惑、事件についての認識などなどが分かる形で読者に提示されていながらも、提示されていない所の諸々に引っかかりを感じさせる作りとなっていて、登場人物の内面描写が多目で進んでいくというのが小説として描く強みだよなと思わせるものになっていて楽しめます。
もっとも半グレ集団に関しては本気で胸くそ悪くて狙われる立場になってざまぁみろとしか思えないのですが、そう思わせるように作者が狙っているんだろうなと。
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