今日の読書 ナミヤ雑貨店の奇跡/東野圭吾
ナミヤという名前から、いつのまにかナヤミ相談もするようになった雑貨店。
その雑貨店を中心に、時間を越えた不思議な悩み相談というお話ですね。
時間を越えた、いわゆるタイムスリップものとも言えますが、部分的に雑貨店だけが時間を越えているという事によって、悩み相談が与えた影響やらなにやらというものが、連作短編型長編でまとめています。
SFというのかファンタジーというのか、日常の中にほんの少しだけ入り込んだ奇妙な出来事という形。
時間を越えてというと、東野圭吾ですと『トキオ』というものがありますが、話の筋や舞台装置は違うのですが、どことなく彷彿とさせるものはありますね。
作品の多くが結構重めのものが増えてきて、やりきれない事件を扱うか、逆に針が振り切れてバカに突っ走るかのどちらかが最近の東野圭吾の傾向ではあるのですが、そういった方向ではなく、悩み相談という装置を使っての、心温まる系の作品ですので、久しぶりにこういう路線を狙ったかと。
ちょこちょこ仕掛けというか、田舎の雑貨店(東京から2時間ほどの)だからこその、世間の狭さを利用していますし、読む人によっては懐かしいネタが多いのではないかと思いましたね。
私にとっては、過去のパートは完全に歴史上の出来事で後付けで知っているだけのものでしたけど。
その雑貨店を中心に、時間を越えた不思議な悩み相談というお話ですね。
時間を越えた、いわゆるタイムスリップものとも言えますが、部分的に雑貨店だけが時間を越えているという事によって、悩み相談が与えた影響やらなにやらというものが、連作短編型長編でまとめています。
SFというのかファンタジーというのか、日常の中にほんの少しだけ入り込んだ奇妙な出来事という形。
時間を越えてというと、東野圭吾ですと『トキオ』というものがありますが、話の筋や舞台装置は違うのですが、どことなく彷彿とさせるものはありますね。
作品の多くが結構重めのものが増えてきて、やりきれない事件を扱うか、逆に針が振り切れてバカに突っ走るかのどちらかが最近の東野圭吾の傾向ではあるのですが、そういった方向ではなく、悩み相談という装置を使っての、心温まる系の作品ですので、久しぶりにこういう路線を狙ったかと。
ちょこちょこ仕掛けというか、田舎の雑貨店(東京から2時間ほどの)だからこその、世間の狭さを利用していますし、読む人によっては懐かしいネタが多いのではないかと思いましたね。
私にとっては、過去のパートは完全に歴史上の出来事で後付けで知っているだけのものでしたけど。
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「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾
夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議...
その相談は時空を越え
小説「ナミヤ雑貨店の奇跡」を読みました。
著者は 東野 圭吾
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった
廃業しているはずの店内に突然 郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた 時空を超えて過去から投函されたのか?
3人...
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No title
このようなタイプの小説も書けるということに驚きを感じました。
いつもの読みやすく軽いタッチではあるのですが、
深い余韻が残った小説です。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
いつもの読みやすく軽いタッチではあるのですが、
深い余韻が残った小説です。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Re: No title
結構幅広い作風の作家さんではありますからね。
読みやすい感じと、良い意味で引っかかりを感じさせるのとで、間口が広い感じですよね。
トラックバックさせていただきます。
読みやすい感じと、良い意味で引っかかりを感じさせるのとで、間口が広い感じですよね。
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