今日の読書 さくら聖・咲く/畠中恵
『アコギなのかリッパなのか』に続く佐倉聖の事件簿第2弾となります。
畠中恵としては珍しく現代を舞台にしたものですし、元大物政治家の会社のバイト事務員として働く事になった大学生が、政治絡みの無理難題をこなしていく連作短編というのが、設定から面白く、それでいて続編が書けそうな余地があったので、続編を期待しつつ、他にシリーズを抱えているし、無理かなぁとあまり期待せずに待っていたので、続編が出たというだけでまずは大満足。
今回は、持ち込まれた無理難題というよりは、主人公の聖のシューカツ絡みでの厄介事。
露骨なコネ入社というか、後ろにある政治力を期待された就職をすると、迷惑がかかるという事で避けなければいけなくなり、そのまま政治の世界に残る事は避けたいと、就職に有利な能力は多々あるものの、なかなか選択の余地が難しい中、安定した生活を目指して奮闘するというお話。
タイトルに事件簿と付けるようになっていますので、ここ最近の畠中恵の作品としては明確に謎がメインになってきていますし、ミステリーの要素が高い作品が好きですので、続編が出たからそれで満足といだけで終わらず、1つの作品として満足できました。
また立場を変えた続編が出来そうだなと、期待してはいますが、6年半のブランクがあっての続編ですから、気長に待つしかなさそうですね。
畠中恵としては珍しく現代を舞台にしたものですし、元大物政治家の会社のバイト事務員として働く事になった大学生が、政治絡みの無理難題をこなしていく連作短編というのが、設定から面白く、それでいて続編が書けそうな余地があったので、続編を期待しつつ、他にシリーズを抱えているし、無理かなぁとあまり期待せずに待っていたので、続編が出たというだけでまずは大満足。
今回は、持ち込まれた無理難題というよりは、主人公の聖のシューカツ絡みでの厄介事。
露骨なコネ入社というか、後ろにある政治力を期待された就職をすると、迷惑がかかるという事で避けなければいけなくなり、そのまま政治の世界に残る事は避けたいと、就職に有利な能力は多々あるものの、なかなか選択の余地が難しい中、安定した生活を目指して奮闘するというお話。
タイトルに事件簿と付けるようになっていますので、ここ最近の畠中恵の作品としては明確に謎がメインになってきていますし、ミステリーの要素が高い作品が好きですので、続編が出たからそれで満足といだけで終わらず、1つの作品として満足できました。
また立場を変えた続編が出来そうだなと、期待してはいますが、6年半のブランクがあっての続編ですから、気長に待つしかなさそうですね。
![]() | さくら聖・咲く (2012/08/18) 畠中 恵 商品詳細を見る |
- 関連記事
-
- 今日の読書 新本格もどき/霧舎巧 (2012/09/17)
- 今日の読書 スペイン岬の謎/エラリー・クイーン (2012/09/10)
- 今日の読書 さくら聖・咲く/畠中恵 (2012/09/07)
- 今日の読書 ケルベロスの肖像/海道尊 (2012/09/03)
- 今日の読書 歪笑小説/東野圭吾 (2012/08/31)
trackback
「さくら聖・咲く」畠中恵
中学生の弟・拓を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所で事務員として働く佐倉聖は大学三年生。大堂のコネを使わずに、就職活動に励む日々を送っている。大堂門下の議員達が持ち込んだ難問珍問を鮮やかに解決してきた手腕で、大企業の面接中、閉じ込められた社員救出に一役買ったり、加納代議士のストーカー騒ぎ、候補者の当落を予想する“神”の正体捜し等の謎を次々に解明。一方で、インターンシップ先をなぜだか二ヶ月...
コメントの投稿
No title
政治の世界なんて、あまり興味がなかったけど
前作に続いてこの作品を読んで興味が湧いて来ました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
前作に続いてこの作品を読んで興味が湧いて来ました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Re: No title
政治の世界の清濁併せ持つ感じを、面白おかしく描いていて、この作品は安心して楽しめますよね。
きな臭さメインでもなく、潔癖すぎず良いバランスだなぁと思えます。
きな臭さメインでもなく、潔癖すぎず良いバランスだなぁと思えます。