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今日の読書 移民不要論/佐伯弘文

私はローカル至上主義という立場から、世界的に移民は積極的に抑えるべきであるという考え方ですし、伝統国家、民族国家はそれこそ移民を制限する方向に向かうべきだという考え方です。

こういう事を言いだすと、排他的な差別主義者というようなレッテルを問答無用に貼りつける人がいるでしょうが、逆説的に無理矢理に異民族が同じ国家として成り立たせるのは無理が生じ、安定的な国家運営の妨げになり悪い面しかおきないでしょう。

伝統国家というような形を断りとして入れておいたのは、人工国家のアメリカのような移民だらけの国の例を持ち出して、いかにもそういう考え方が間違いであるかのような一方的な考え方を押し付ける人がいるから、そのための予防線ですね。

無理矢理、異民族をまとめ上げてもろくな事にならないのは、旧ソ連や旧ユーゴスラビアのような共産主義国家が、無理矢理1つの国としてまとめていたのが、国家の強制力がなくなると、それぞれ伝統国家、民族国家へと分裂して行った例を上げる事が余裕で出来ますし、その際に多くの血が流れた例を考えると、無理矢理に1つにまとめ上げたが故の抑圧が大きかったのではないかと推測できます。

結局、きれいごとをいくら並べ上げたって、分かり合えない同士は分かり合えないという歴史的な事実があるわけですから、それこそ互いに一定以上の距離をとればいいじゃないという事なんだと思いますが。

それとは別に、ローカル主義者の私は、その土地柄やお国柄というものが、グローバルと呼ばれる時代だからこそ大事であり、大切にしないといけないと思うわけです。

オリンピック等を見ていても、名前を見ただけで何人なのかが分かりやすい、また得意種目であるとか、国籍や民族によってのスタイルの差異、これがあるからこそ国際大会は面白いと思えるわけで、これがお国柄やその土地柄というものが分かりにくくなると、やはりつまらなくなるのではないかと、明らかに移民だよね(本人が移民ではなくても、移民何世なのかでも)というのばかりが出ていると、何だかなぁと。

基本的にローカル性は保護すべきという考え方が私にはあります。

もちろん、全てのローカル性が必ずしも後世に残すべきではないものもありますが、土地柄、民族柄、お国柄、何一つとっても後世に残すべきものがないというのは無い・・・と信じたい所ですが・・・これについては他国は分かりかねるとしておきましょう。

さて、本書は移民に反対するスタンスを経済界から警鐘を鳴らす形として書かれています。

移民を低賃金労働者としてだけ見る事の危うさ、移民は安くはないというのを、給料面だけではなく、生活習慣や言語の違い、クビにした後誰も得をしない状況など、移民先進国であるヨーロッパの例を多く持ち出し、今現在の日本の問題とも照らし出して、これを単純な感情論で差別と連呼する事の危うさと馬鹿さ加減と両面から持っていきます。

また、移民を増やす事による日本文化の破壊の問題。

良くも悪くも日本というのは、ほぼ単一民族国家であり、その恩恵は中にいると分かりにくいですし、マイナス面の方が目についてしまいますが、ほぼ同一基準だからこその察する文化や空気を読む事、これによって明文化されないモラルが出来上がっているのですが、日本人内でも場合によっては分かりにくいものを外国人が分かるわけも無く、当然反発しあう事になりますし、郷に入ってはは郷に従うという考え方を全ての移民が持ち合わせているならばともかく、全くそんな考え方を持ち合わせていない者には、明文化されないが故に、差別と声高に叫ぶだけの結果を招き、それこそ誰も得をしないと。

また、移民が増えるという場合、どうしても近場の中国大陸、朝鮮半島からの移民が増える事の懸念と、まだまだ同一文化と勘違いしている日本人が多い事からの間違いにも大いに警鐘を与えています。

中国の反日暴動や、韓国大統領の天皇陛下侮辱事件など、今では多くの日本人が、絶対的に相容れない文化を持っている(もちろん、まともで郷に入って郷に従うその国籍の人達もいますが)その前提なしに、無批判に移民を認めるとどうなるか。

中国のアウディ販売所では日本人を皆殺しにするという宣言を出していたりしたようですが、それが例え官制デモであったとしても、それが当たり前としてすりこまれた人が日本に移民してきてどうなるか、必ずしも犯罪者になるとは言いませんが、明文化されていない犯罪的行為をするのに、何の躊躇もないでしょうし、むしろ積極的に犯罪にはならないラインを探すのではないかという危惧があります。

そして、そういう危惧を表す事そのものを、差別だとして煽って、自分達に都合の良いように日本社会を捻じ曲げるの可能性は否定できません。

特に、日本人は差別されていると叫ぶ側の実体について、あまりにも無批判にやってきた時代が長く、無批判にやってきたからこそ、現在の周辺国の反日暴動に繋がっていると思わざるを得ないですからね、それこそ日本国内でやらなければ勝手にやってもらって構わないですし、それに対する日本がとるべき手段は、暴動を簡単に起こすような残虐な国家の人間を簡単に日本に入れさせないようにし、また、日本国内にいる移民で、常に差別を叫んでいるような人には、自発的に来た人は愛する祖国に帰ってもらえば済む話ですし、強制的に日本に連れてこられたんだと叫んでいる人には、愛する祖国に帰り、済むだけで気がふれてしまうような日本と2度と関わらないで済むように積極的に帰国事業を進めるべきだと思うのですけどもね。

本書は移民のデメリットだけではなく、少子高齢化に対するマイナス面だけを上げる事の偏った考え方に対する批判もしています。

むしろ今の人口が多過ぎるという考え方の方が正しいだろうと、その上で移民を入れて問題を解決しようとする頭の悪い対策よりも、日本政府ならば日本人を増やすための本当の少子化対策を考えろというか、実行可能な例がヨーロッパにあるのだからやらないのは怠慢であると。

日本人が日本人のための事を考えようとすると、何故か偏狭なナショナリストというレッテルが張られます。

少なくとも、安易にレッテルを張る事っておかしいよねってなればいいなと思わずにはいられないですね。

第1章 人口減少の何が悪い
     ウェルカム少子化・人口減少
     移民の本当の恐ろしさ
     安易な日本人の移民観
     移民受け入れの実態

第2章 わかりあえない日・中・韓
     「日本的なるもの」を再認識せよ
     異文化は衝突する
     決して相容れない隣国

第3章 「外国人が見た日本人に学ぶ
     日本人の行動様式
     日本人の美意識
     日本人の美徳
     「世界の宝」としての日本

第4章 少子高齢化は国内対策で克服できる
     少子化対策の成功例
     知恵を使った国内対策を
     高齢化社会の失業者達
移民不要論移民不要論
(2010/02/28)
佐伯弘文

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