今日の読書 信玄の軍配者/富樫倫太郎
天候や陰陽道など吉凶を占う易者の知識と、兵法を用いた軍事的な頭脳として働く軍師の両面の能力を全て網羅した、知識のエキスパートとして、その能力だけを頼りに戦国大名に仕える存在を軍配者とすると設定した『早雲の軍配者』に続く軍配者シリーズ第2弾。
信玄の軍配者という事で、今回の主役は山本勘助になります。
もっとも、このシリーズの勘助はかなり変わった設定ですけどもね。
前作が軍配者とはどういう存在かという事で、軍配者になるための過程に力点を置いた作りであったのに対し、今回は軍配者として仕えるまで、そして仕えた後にどのように奮闘するかですね。
山本勘助は、歴史上に登場するのが十分に高齢であったこと、また外見が異様であったがために、なかなか仕官できなかったという逸話も残っているために、信玄の軍配者になるまでの過程はじっくりと描かれています。
このシリーズは軍配者という存在を設定した事によって、やや変化球と感じさせる部分は多々あるのですが、力技であろうとも新しい切り口を持ちこむ事は戦国時代を舞台にした歴史小説がすでに山ほど書かれている中、新しいものが書かれる事の意味といいますか、ジャンルを古くさせないためにも面白い試みだなと思えますね。
次の、謙信の軍配者でシリーズ完結という事のようですね。
信玄の軍配者という事で、今回の主役は山本勘助になります。
もっとも、このシリーズの勘助はかなり変わった設定ですけどもね。
前作が軍配者とはどういう存在かという事で、軍配者になるための過程に力点を置いた作りであったのに対し、今回は軍配者として仕えるまで、そして仕えた後にどのように奮闘するかですね。
山本勘助は、歴史上に登場するのが十分に高齢であったこと、また外見が異様であったがために、なかなか仕官できなかったという逸話も残っているために、信玄の軍配者になるまでの過程はじっくりと描かれています。
このシリーズは軍配者という存在を設定した事によって、やや変化球と感じさせる部分は多々あるのですが、力技であろうとも新しい切り口を持ちこむ事は戦国時代を舞台にした歴史小説がすでに山ほど書かれている中、新しいものが書かれる事の意味といいますか、ジャンルを古くさせないためにも面白い試みだなと思えますね。
次の、謙信の軍配者でシリーズ完結という事のようですね。
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