今日の読書 十一月は天使が舞い降りた見立て殺人/霧舎巧

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの8作目、十一月ということで文化祭近辺で起こる事件で、今回は見立て殺人になります。

本格ミステリといったらば見立て殺人というのは、私の中では結構イメージが強いのですが、ミステリの古典として有名過ぎるほど有名な、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』をミステリを読み始める中で早い時期に触れていたからというのがあるのでしょうね、マザーグースに見立てたものというのは結構あるような気もしますが・・・実際にはイメージほど多くはないですかね。

このシリーズはマンガでミステリに興味を持った層が小説の方にも流れてきて欲しいという狙いで書かれているものですが、今回はマンガではなく小説だからこそ出来る手法や、シリーズものとして毎月事件が起きて1年間というのを最初から狙っていたからこそというものが盛り込まれていていますね。

本来続き物としてやっているシリーズものは最初から読まないとちょっとということになるものですが、逆に、これを最初に読んでから頭に戻って順番に読む人がいればそれはそれで面白くするように仕掛けたというのがあとがきに書かれていますね。

まぁそれでも基本順番に読んだ方が無難だとは思いますが。

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今日の読書 十月は二人三脚の消去法推理/霧舎巧

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの7作目となる十月は体育祭の準備期間から体育祭本番にかけて起きた連続放火事件の目的と犯人捜しを消去法推理で解決するというものですね。

エラリー・クイーンの開発した消去法推理、容疑者をこの人はこういう理由から犯人では無いと消していき、だから残った人が犯人ですと指摘するというものが消去法推理というものになるのですが、それをそのまま踏襲して1人1人候補から消していくというのとは微妙に違う感じではあります。

まぁこのシリーズはタイトルで今回は本格ミステリのこのパターンですよと宣言しておきながら、そのパターンの中では変化球という感じにしているものだったりしますからね(笑)

シリーズとして毎月事件が起るからこそ、時間が経ってきているからこその展開もあったりと、楽しめる要素も詰め込んできたお話でした。

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今日の読書 九月は謎×謎 修学旅行で暗号解読/霧舎巧

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの6作目、九月は修学旅行ということで舞台は京都と学園の二手に分かれて謎解きをする事になりますが、その謎は暗号解読になります。

暗号解読が幾重にも張られていて、暗号を解読する意味はどうなっているのかという事や探偵が複数いるからこその展開であるとかもありますし、暗号の中にいわゆる新本格ミステリネタが入っていたりと、とにかく詰め込めるだけ詰め込んだ感が今までのシリーズの中でも異色だと思っていたらば、後書きによるともともと用意していたネタが先に有名作で使われてしまい、開かずの扉研究会用に用意していたネタを使ったと書いてあって非常に納得してしまった次第ですね。

気楽に読める事はこのシリーズの狙いからはずれはしないですが、今までと比べて明らかにマニアックで初期の新本格ミステリが本格ミステリの古典作普及活動も兼ねていたところを踏襲して、新本格ミステリ普及活動も兼ねている感じになっていて、ある種の懐かしさも感じる次第でした。

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今日の読書 八月は一夜限りの心霊探偵/霧舎巧

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの5作目、8月ということで夏休みに伊豆の別荘という旅行先で事件に巻き込まれることになるわけですが、今回はタイトルに心霊探偵と入っているように心霊探偵もの。

心霊探偵といっても、心霊現象がある事を前提とした設定のものではなく、預言であるとか呪いや怪談が関わってくるという事ですね。

学園ラブコメ要素多めの本格ミステリであり、マンガきっかけで本格ミステリに興味を持った人の受け皿狙いとして展開しているシリーズですが、シリーズが進むにつれて、よりマンガっぽさが強まったかなと思ったりするのは、心霊探偵ものだから余計にそう感じるだけかもしれないですね。

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今日の読書 七月は織姫と彦星の交換殺人/霧舎巧

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの4作目は七月ということで七夕が絡んだ交換殺人のお話になります。

このシリーズはマンガで本格ミステリに興味を持った層を無理なく小説の方に誘導しようという狙いから、新本格ミステリと学園ラブコメの要素を詰め込み、学園内伝説を使ったり登場人物やらなにやら若干マンガ寄りにしていますが、読みやすさの間口の広さと比べて、ミステリとしては非常にトリッキーとなっています。

交換殺人をネタにした場合、基本的に交換殺人をする側の視点で書かれる事が多いのですが、全くそういったことはなく、タイトルに交換殺人とあるから、さすがに交換殺人があるのだろうというのは分かる物の、なかなか交換殺人がどう行われたのかが分からないという、交換殺人ものらしからぬものになっています。

交換殺人らしからぬ展開というそのものも狙いであったりするのですが、このシリーズはそういうトリッキーな部分含めて、登場人物の数も少な目に抑えていますし謎そのもののトリッキーさはともかく、他はシンプルで入り組んでいないので読んでいて良い意味で楽、本当に気楽にトリッキーな作品を楽しむ事が出来るというある意味贅沢なシリーズになっていますね、超長編はそれはそれで楽しいのですが、話しが入り組んでくるといろいろと覚えきれなくて苦労しますからね、気楽に読めるものという分野は本当に必要だと思えます。

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